クリスマス実行委員会とは?

クリスマス実行委員会は、立教大学のクリスマスを盛り上げるための様々なイベントを

自分たちで企画し、運営する団体です。

池袋キャンパスの他に、新座キャンパスでも活動を行っています。

趣意書

2023年度立教大学池袋クリスマス実行委員会は「再生と希望」をテーマに活動します。


2020年に始まった新型コロナウイルス感染症の分類が変更されたことに伴い、私たちの学生生活への制限も大幅に軽減され、ようやく大切な人たちと当たり前に過ごせる日常が戻ってきました。多くのことが制限されたこの3年間、私たちは実に多くの忍耐を強いられ、またいくつもの大切なことを諦めざるを得ない時を過ごしてきました。


今私たちはコロナ禍前に戻るのではなく、希望をもって私たちの新たな未来へと歩き出そうとしています。

エレミヤ書29章には「あなたがたのために立てた計画は、私がよく知っている—主の仰せ。それはあなたがたに将来と希望を与える平和の計画であって、災いの計画ではない。 —私はあなたがたの繁栄を回復する。あなたがたをあらゆる国々に、またあらゆる場所に追いやったが、そこからあなたがたを集める—主の仰せ。」とあります。聖書は再生と希望を語っています。

救い主イエスの誕生というクリスマスの出来事は、暗闇を希望に変え、前へと歩き出そうとする多くの人びとの背中を押しました。それは再生と希望について記された聖書の言葉が実現する出来事だったといえます。

再生と希望へと歩み出そうとする今だからこそ、このクリスマスのメッセージを多くの人たちと大切に分かち合いたいと思います。


私たちは3年に及ぶコロナ禍の中で、どのような困難な中にも必ず希望があることを信じて活動してきました。今年、2023年度立教大学池袋クリスマス実行委員会は、新しい希望に向かって歩もうとしている人たちの背中を押し、さらにもう一歩前へ歩み出してみようと思えるような素敵なクリスマスイベントを作り上げて参ります。


2023年度立教大学池袋クリスマス実行委員会

チャプレンあいさつ

「前に向かい歩み出す」

世界の秩序、価値観を一変させた新型コロナウイルス感染症も一定の落ち着きを見せ、人びとの生活も徐々に回復しつつあります。3 年に及ぶパンデミックの中で私たちは見えないウイルスと対峙しながら、けれど見えない大切なものによって生かされ支えられている存在との自己理解を深めた一方で、厳しいディスタンスを強いられることで、たくさんのことを諦めたり、大切なものを手放したりしてきました。そのようなコロナ禍を過ぎ越して今、人びとの間で、そして大学の中でも、この先の歩みを想い巡らしつつ、コロナ禍前に戻るべき、あるいは、新しいフェーズに向かうべきとする二つの異なる立場からの想いが聞かれるようになりました。

人には 2 種類の人生への向き合い方があると言われます。それは、川に架かる橋で、下流側の欄干から、下流へと流れていくモノを見る人の様と、逆に上流側の欄干から、上流から流れてくるモノを見る人の様に喩えられたりします。前者は「これまで」を大事にし、そこに意味と価値を、さらに、そこに学ぶべきものがあると確信します。一方、後者は「これから」に力点を置き、そこに希望や光があることを期待し、これまでの反省を生かして、前に進み出すことに意味と価値を求めます。

そうした立場の違いは、先に触れた「コロナ禍に戻る/戻す」ことを大切に想う立場、あるいは「前に向い歩み出す」ことを大切に想う立場、その両者の有り様にそのまま重なるように思います。コロナ禍前に戻るのか、あるいは、新しいフェーズに向かうのか……もちろん、その在り方に優劣などないことは自明です。しかし、今年の池袋クリスマス実行委員会は、敢えて「前に向い歩み出す」ことを選び、活動のテーマを「再生と希望」としました。

聖書には「キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。(コリントの信徒への手紙II5:17)」とあります。今までの心配や不安は「もう過ぎ去ったよ」って云ってもらっているようで、すごく嬉しくなる言葉です。そういう心配や不安が開けていく先で、新しいモノに出会う、それを見ることができる……そこには希望が溢れています。ご一緒に池袋キャンパスを希望の光で彩り、温かく美しい、新しいクリスマスを共に迎え、過ごしたいと願います。


顧問チャプレン 中川英樹

委員長あいさつ

「自分たちらしいクリスマス」


このパンフレットをお手に取っていただき、ありがとうございます。今年度、立教大学池袋クリスマス実行委員会の委員長を務めております、米川櫻子(よねかわさくらこ)と申します。

私たち 2023 年度立教大学池袋クリスマス実行委員会は、テーマを「再生と希望」といたしました。2020 年に始まった新型コロナウイルス感染症の分類が引き下げられたことに伴い、私たちの生活はまた新しいフェーズに入ろうとしています。現在活動している委員のほとんどは、コロナ禍以前の制限が全くなかった大学生活を知りません。大学入学当初から、オンライン授業などの入構制限、サークル活動の制限など大学生らしいといわれる生活を送ることが難しかった世代です。

そのようなさまざまな制限が多かったコロナ禍が終わりを迎えようとしている時、2023 年度立教大学池袋クリスマス実行委員会の活動は始まりました。3 年にも及ぶコロナ禍前の、何十年にも及ぶ歴史を大切に残しつつも、コロナ禍で新しくできたオンライン配信などの手段を取り入れていく。コロナ禍前に戻る必要も、コロナ禍と同じことをする必要もなく、私たちらしいクリスマスをつくることを大切にしてきました。そのように今私たちはコロナ禍前に戻るのではなく、希望をもって私たちの新たな未来へと歩き出そうとしています。そのような再生のとき、私たちは、企画したイベントに来てくださる方々を大切にし、少しでもたくさんの人とクリスマスの喜びを分かち合うことを目標に準備・活動を行なっています。

世界的に有名なキャラクターであるスヌーピーの生みの親と言われるチャールズ・シュルツは、「クリスマスとは、ちょっとした余分のことを誰かのためにしてあげること」であると述べています。いつも通りという日々が難しかったコロナ禍を終えて、新しい希望に向かって歩もうとしている人たちの背中を押すことができることができるように。私たちの作るクリスマスイベントが、”ちょっとした余分”になることができるように、そしてその余分なことが新たな未来へと歩き出そうとしているみなさまの灯火となることができるように委員一同励んで参りたいと思います。

2023年度立教大学池袋クリスマス実行委員会委員長 米川櫻子