・キノコは自ら人に攻撃はしない
見つけたら、設営後の行動範囲に入らないようにしてください。
・キノコも森の一部で自然界に必要なモノである。
全ての動植物は何かしらの共生関係をもっており、食物連鎖に繋がっています。
従って、人にとって食べれば危険でも
キノコを危険だからと採取するのは、環境破壊につながります。
キノコは触らない&食べなければ人への影響はほぼ無いです。
・キノコの毒性=必死に抵抗しているともとれる。
多くのキノコは触られるとすぐ崩れてしまいます。
そんなキノコが触られない様にしているささやかな抵抗とも
とれないでしょうか?
〇キャンプ場スタッフとしては、
「触らずに優しく見守ってあげて欲しい」です。
〇自然界には必要?(一部NHKから抜粋)
人間もイヌにとって有害なタマネギやチョコレート、ブドウを口にしても平気です。
生き物によって異なる毒。
カエンタケを食べる生物はいます、いなければ枯れてしまったあともなくなることなく、
残骸がその場に残ったままになってしまうからです。
しかしその生物は明らかになっていないのも事実です。
ただ特定の生物にとってその毒は毒とはならないこと、
毒を活かして体内で貯蓄して生きている生物もいることなどから考えると、
虫や微生物たちの中にカエンタケを食べる生物がいる可能性が高いことがわかります。
もしかしたらよく知られた生物が、カエンタケを食べているかもしれませんね。
参考資料「NHK」⇓
www.nhk.jp/p/ts/YM3WKRZWZQ/blog/bl/pJN4zneEyV/bp/po0OOWyNVG/
〇触れると危険?(一部Wikiから抜粋)
また、触るだけでも皮膚が爛れると言われるが、実例はなく現在は研究中である。
そもそも毒の主成分であるマイコトリコテセンの皮膚への浸潤自体がかなり鈍いものであり、
触れて直ちにびらんを発症するとは考えにくい。
ただし、キノコを手で触った後に手を口や目の周りに触れることは避けるべきです。
なぜなら、手に付着したキノコの毒素が体内に入る可能性があるため.
ただし、個人の皮膚の状態や、皮膚の部位(皮膚が薄い眼瞼、手背、そけい部)によって異なる場合がありますが、
一般的には皮膚から吸収される量は非常に少ないと考えられています。
したがって、キノコの毒素を触った場合に皮膚から十分な量の毒素が吸収されることは稀です。
ただし、感受性が高い人や長時間接触した場合は、皮膚にかぶれや刺激が現れる可能性があります。また、皮膚の傷口や炎症がある場合は、毒素の吸収が増加する可能性があるため、特に注意が必要です。
参考資料⇓
www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000000494/simple/2022July.pdf
⇩実際に触って検証した動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=PXmveVaHBuU
⇩1時間のパッチテストによる検証
kinokoyatouhou.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
〇近くにいるだけで、危険?
キノコは胞子を空中に飛ばしています。
調べると、近くにいるだけで危険という記事もありましたが…
胞子には毒はないという考え方が正しいと思います。
そもそも毒成分は、胞子が土に定着し、
キノコとして育つ際に得る栄養による2次代謝産物だからです。
ただし、「敏感な喘息」を持っている人などには、胞子による影響は多少あると思います。
これは、カエンダケを特定したのではなく、森の中全般でいえる事ですが…
〇化学兵器にも用いられる毒?
トリコテセンの毒性は他の毒素と比較して弱い。しかしながらトリ コテセンは皮膚障害性においては毒素のなかでも特異なものがあり、皮 膚の疼痛・掻痒感・水疱・表皮の壊疽・脱落などを引き起こす。
参考資料⇓
P217 WHOガイダンスから
https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/42611/9241546158_jpn.pdf?sequence=4&isAllowed=y
⇒経口接種ではジャガイモの芽に含まれている毒素と同じくらい。
ジャガイモだとソラニンとチャコニンを多く含んでいるので、1〜2個でも症状が出る場合があります。 致死量は体重1kgあたりソラニン、チャコニン3〜6mgとされ、体重50kgの場合だと150〜300mg。
もしも、小さいお子様がいる場合で、
お子様に触らない様に認識させられないようでしたら、
スタッフに相談ください。