家畜飼養学研究室

Animal Nutrition and Feeding Lab.

滋賀県立大学 環境科学部 生物資源管理学科 家畜飼養学研究室(中川研究室)のサイトです

未利用資源を活用した地域循環型畜産

   反芻動物はその特殊な消化機構(ルーメン)によって、人間が利用できない繊維を分解・消化し、自らの栄養源とすることができます。ウシは最もメジャーな反芻家畜であり、我々は乳・肉・皮革など多くの資源を得ることができます。また、家禽からは肉や卵を得ることができます。

   戦後日本の畜産経営は集約化がすすみ、外国産飼料を大量に輸入・消費することで成り立っており、現状の体系では環境負荷が大きく土壌や水の汚染が懸念されています。我々の食を支える畜産業が、これからも高い持続性をもって発展していくために、地域循環型の生産方式を提案していく必要があります。ひとつの方法として、地域未利用バイオマス(資源)の飼料利用・飼料化技術の開発が挙げられます。農林業活動によって排出されるバイオマスには、家畜の飼料として活用すれば副次的な効果が期待できる素材があります。このような素材の有用性を科学的に検証し、地域循環型畜産の確立に貢献していきたいと考えています。

家畜飼養学研究室

〒522-8533    滋賀県彦根市八坂町2500   TEL: 0749-28-8333 教員室:環境科学部 B6-206

Laboratory of Animal Nutrition and Feeding,Department of Biological Resources Management,School of Environmental Science,The University of Shiga Prefecture2500, Hassaka-cho, Hikone-city, Shiga 522-8533+81-749-28-8333

お問い合わせ先 

中川 敏法 (なかがわ としのり)nakagawa.t@ses.usp.ac.jp