ビタミンDによる神経変性疾患の新しい診断・予防・治療法の開発
アルツハイマー病(AD)やパーキンソン病(PD)などの神経変性疾患は、高齢化に伴って増加しています。しかし、客観的な診断法や根本的な治療法はありません。
私達の研究で、様々な神経変性疾患の患者では、血液中の25(OH)ビタミンDの濃度が健康な人に比べて低下していることが分かりました。
そこで、ビタミンDに注目し、以下の3つの研究を行っています。
①血液中のビタミンD濃度による神経変性疾患の診断法の開発
②ビタミンDと神経変性疾患との関係性とそのメカニズムの解明
③ビタミンDによる神経変性疾患の予防・治療法の開発
健常人(HC)、認知症の前段階(MCI)、AD 、PD 、多系統萎縮症( MSA )における血清中のビタミンD濃度の比較
重症心身障害児者における骨脆弱性に関する研究
重症心身障害児者では、骨折例が多数報告されており、介助や看護の現場で問題となっています。様々な要因で起こる骨の脆弱性が骨折の原因と考えられていますが、詳細は明らかになっていません。そこで重症心身障害児者の骨脆弱性の改善や骨折の予防を目指し、これらの原因を解明する研究を行います。
Aβ及びその変異体の凝集性に対するVDの影響
アルツハイマー病(AD) の原因因子である、凝集性タンパク質アミロイドβ(Aβ)の凝集性をVDが制御することを明らかにしています。しかし、AD発症とVDがどのように関係しているのか、また、VDによるAβの凝集性制御のメカニズムは明らかになっていません。
そこで本研究では、VDによるAβの凝集性制御メカニズムを解明するための研究を行っています。