CANNES LIONSは、世界最高峰のクリエイティブフェスティバルとされるだけに、公式プログラムに加え、街全体で多彩なイベントや交流の場が展開されます。参加者や企業が独自に開催する催しも多く、ビーチや街中までコンテンツが広がるため、すべてを把握するのは至難の業です。そんな中でも「これだけは押さえておきたい」という情報を厳選してまとめました。出発前の参考として、ぜひご一読ください。
カンヌは、フランス南東部・地中海沿いに位置する都市で、プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏、アルプ=マリティーム県に属しています。面積は約19.6㎢と新宿区よりやや広い程度ですが、人口は約7万人と少なく、人口密度は新宿区の5分の1以下です。
気候は典型的な地中海性気候。特に夏は乾燥しており、バカンスを楽しむフランス国内外の旅行者が多く訪れるリゾート地であり、高級住宅街としても知られています。海に面した地形は特徴的で、東にはビーチ、西にはマリーナと小高い丘があり、その頂上にはお城が建っています。この構造は、日本の熱海にもよく似ています。
カンヌへは、玄関口となるコート・ダジュール空港のあるニースから西南へ約30km。電車、高速バス、タクシーなどで1時間以内にアクセス可能です。カンヌ市公式サイトでは、以下の交通手段が推奨されています。
バス:フェスティバル会場へ向かう最も手頃な移動手段。チケットは時間帯によって1.50〜10ユーロ。
電車:ニース〜カンヌ間の料金は5〜15ユーロ程度(時間帯により変動)。
タクシー:空港〜会場までは、片道85ユーロの定額制(市とタクシー会社の契約による)。
「カンヌ」という地名は、紀元前2世紀頃、港の西側に広がる丘に暮らしていたリグリア人の言葉で「高さ」を意味する語に由来します。かつては湿地帯だったこのエリアも、いまや多くのクリエイターが“高み”を目指して集う「クリエイティブの沼」として、世界中から注目されています。
現地に到着し、イベントが始まると、常に行く場所・見るべきものがあり、スケジュールは一気に慌ただしくなります。余裕のあるうちに、現地での行動計画や必要な準備は済ませておきましょう。
まずは 「CANNES LIONS」公式アプリのダウンロード をおすすめします。
[iOS版はこちら] [Android版はこちら]
アプリでできる主なことは、セッションのスケジューリングです。フェスティバルで開催される各セッションのタイムテーブルが掲載されており、気になるものにチェックを入れておくことで、自分専用のスケジュールを作成できます。会場マップも付いているので、移動時にも便利です。
ただし注意点として、セッションの直前での会場変更や中止が起こることもあります。会期直前や当日は、再度アプリでスケジュールを確認しておくのがおすすめです。また、初心者の方には「First Timer Tour」という公式ツアーが用意されています。日本語で開催される回もあるので、アプリ内で「first timer」と検索してみてください。
おすすめのセッションとしては、「Inside the Jury Room」があります。これは、審査員たちがエントリー作品をどう評価し、受賞作にどのように至ったかを解説する内容で、審査基準や評価の視点を学ぶことができます。部門ごとに複数日にわたり開催されますので、気になる回をチェックしてみてください。
カンヌの地に降り立ったら、まずはLIONSに入場するためのパスを発行しましょう。まずはREGISTRATION & BADGE COLLECTIONへ向かいます。
建物の中に並ぶ発券マシン。どのレーンのマシンに並べば良いかは、事前にメールで送られたバーコード付画像に書かれた「Queue」という項目をご確認ください。発券マシンの前にいったら、先ほどの画面に書かれたバーコードをリーダーにかざします。するとパスがプリントアウトされるので、横に置かれたスリーブに入れて持ち帰りましょう。
建物の入り口で、トートバッグをもらうのも忘れずに。バッグにはLIONS DAILY NEWSというフェスティバルの速報雑誌とお水が入っています。
CANNES LIONSの会期中は、広大な会場とビーチ沿いに並ぶ多数のブース、そして同時間帯に複数開催されるセッションにより、毎日どう立ち回るかの判断がとても重要になります。特に初めて参加される方にとっては、事前の情報整理が鍵となります。
【朝】まずは情報収集からスタート
朝一番に会場へ向かい、「LIONS DAILY NEWS」を入手しましょう。これは前日に行われたセッションの要約や受賞作品の発表などが掲載された、毎日発行される公式ニュースレターです。
会場に入る際は、毎回セキュリティゲートを通過する必要があります。パスの提示に加え、バッグの中身チェックもあるため、開け閉めしやすいバッグに最低限の持ち物で行動するのがおすすめです。
【日中】セッションを中心に、合間に作品鑑賞も
日中は、事前にアプリで選んだセッションを中心に動くことになります。
セッションの合間には、メイン会場「The Palais」地下に展示されている、ショートリスト以上に選出された作品ボードやエントリームービーを見ることができます。審査基準やトレンドを知るのに最適なスポットです。
また、会場内やその周辺では、Festival PartnerやExperience Partnerによるブースが多数展開されています。無料の軽食・ドリンク、オリジナルグッズ配布などもあり、気軽な休憩や交流の場として活用できます。
【夕方】インプットをアウトプットに変える時間
たくさんの情報を吸収した後は、毎日17:30〜18:30に開催される「Happy Hour @ The Terrace」へ。無料のドリンクと心地よいBGMの中、その日の学びや発見を語り合い、他の参加者との知見を共有する貴重な時間です。
【夜】1日の締めくくりは授賞式
19:00からはLumière Theatreにて開催されるAward Show(授賞式)がメインイベント。ここでは、その日発表される受賞作の数々が紹介され、盛大に祝われます。会場へと続くレッドカーペットの階段には長蛇の列ができるため、ハッピーアワー終了前からの並び始めをおすすめします。
深夜深夜は日本の仕事、日中はセッションやネットワーキング、夜はイベントで忙しい日々が続くと、疲れも溜まってきますよね。せっかくのカンヌで、少し息抜きの時間を取るのもおすすめです。
カンヌ市内や周辺のおすすめスポットやお土産屋さん情報をまとめた「LIONS MAP」もぜひご活用ください。
フェスティバルの合間に、リフレッシュして新たなエネルギーを充電しましょう。
フェスティバル最終日の夜は、21:00〜25:00にCarlton Beachで盛大なクロージングパーティーが開催されます。
約4000人以上の参加者が集まり、ビーチでお酒と軽食を楽しみながら、DJによる音楽で盛り上がります。
途中、海に花火が上がる瞬間は絶対に見逃せません。
ツアー参加者の方々は、翌朝の集合時間が早い場合があるため、ハジけ過ぎには注意してください。翌日に備えて、ほどほどに楽しむのがベストです。
CANNES LIONSで感じた熱気やエネルギーは、帰国して時間が経つほど薄れていきがちです。
インプットした情報の整理や、現地でつながった方々へのアクション、そして自分自身のスタイルのブラッシュアップは、できるだけ早く行動に移しましょう。素早いアクションが、次の大きなステップにつながります。
いかがだったでしょうか?初めての渡航に不安があるかもしれませんが、少しでもその不安が薄れていれば幸いです。もし現地で心配なことがあれば、ぜひ私たちにご連絡ください。現地で皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
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