本実習は、即戦力として社会で活躍できるメカトロニクス人材育成を意識した、電子機械学科新入生のアクティブラーニング導入教育です。自動車や航空機、ロボット分野で広く使われている開発ソフトウェアMatlab/Simulinkを用いて、多機能ロボットLego NXTを制御しながらメカトロニクスの4分野(機械、電気電子、計測情報、制御)の基礎を楽しく体験しながら学びます。
本演習は、ロボットなどを制御するための基礎となるプログラミングを初歩から学習する授業です。本学で開発された最先端のオンラインプログラミング学習システムであるビットアロー(Bit Arrow)を使い、C言語などのプログラミングを基礎から理解しやすいステップで学びます。
この実験では,三次元CADソフトを使って機械部品の設計を行い,3Dプリンタ(金属光造形加工機)を使用して実際に部品を製作します.そして製作後に,部品の寸法を三次元測定機で測定し,設計図通りに出来上がっているかどうかを確かめます.これらにより,実際にプロの設計者が行う機械設計と製造の方法(CAE:Computer Aided Engineeringといいます)と,品質管理の方法(QA:Quality Analysisといいます)を学びます.
工作機械を利用したものづくりや車の自動運転のような人間を支援する技術において,計測と制御は必要不可欠です.この実験では,①カメラを用いて物体の位置と姿勢をリアルタイムで計測する方法,②画像計測した移動ロボットの位置と方向を用いてロボットを目標の位置に素早く正確に移動停止させるための方法(制御)を学びます.
4年次には、電子機械工学科8つの研究室に配属され、ロボットやメカトロニクス装置、運転支援システム、アクチュエータ、AIを使ったプログラミングなど3年間学んだ実践的知識を応用した卒業研究を行います。
指導教員と各研究室所属の大学院生の指導の下で最先端の研究テーマに挑むことで、現場で通用する即戦力エンジニアーになるための基本を学びます。