かぜ

たかがかぜ万病の元,かぜについて見てみましょう.

どんな症状?

●何で気がつくの?

せき,鼻水が止まらない,だるさ,熱が出る等の症状で気がつきます.

●放っておくと?

気管支炎,肺炎,せきやたんがこじれます.中耳炎,蓄のう症が長引きます.

食欲がなくなり,体力が落ち,またかぜをひきやすくなるだけでなく,生活の質も落ちてしまいます.

どんな検査?

●血液や尿の検査

白血球数,CRPなどの急性炎症

貧血・肝・腎機能などの一般的なチェック

●画像検査

院内画像検査

胸のレントゲン

●他の検査

鼻やのどの奥のウイルス,危険な菌の検査

●他の病気と副作用をチェック

検査は安心して診療できるようにするためのおまもりです.他の悪い病気がないか,副作用が出ていないかをチェックするのが第一の目的です.

どんな治療?

●一般的な生活改善

運動中心の生活リズムと食事などのバランス.

●お薬

たんをきるお薬,せき止め,鼻水止め.うがい薬,トローチ,熱さまし,抗ウィルス薬,抗生薬,漢方薬

●注射

熱さまし点滴

栄養の点滴

●他の治療

湯気(ネブライザー)

お鼻やのどの処置

診療のながれ

●しらべる

問診,胸の音(聴診),のどのリンパのはれ,のどの奥の赤みをみます.

血液や尿の検査で急性炎症を評価します.

●ととのえる

1週間様子を見て,お薬などを調整します.

●おちついたら

生活改善と予防接種をお勧めします.

他には?

肝炎や免疫の異常の初期症状のことがあるので注意しましょう.

ほどほど,コツコツでだいじょうぶ

調子が悪い時に受診をし,日々の生活をととのえコツコツと診療を続けていけばだいじょうぶです.