澤村 正 さん
美濃市蕨生(わらび)に生まれ育つ
紙漉きの家に生まれ、15歳から紙漉きの仕事を始める
紙漉き歴、60年間
伝統工芸士であり、国の重要無形文化財にも認定されている
澤村さんの漉く和紙は、美濃和紙の中でも
最高級の「本美濃紙」と呼ばれている
通商産業賞、文化庁長官賞など受賞も多い
京都迎賓館の障子紙は、全て澤村さんがが漉いた本美濃紙である
自宅で和紙を天日干し
澤村さんの作る本美濃紙
障子紙
澤村さんの作る本美濃紙
書画紙
澤村さんの人生訓
紙漉きに必要なあらゆる知識を身につけ
何とか1枚漉けるようになった。
同じ厚さで同じように何千枚も漉くことを60年間、体で身につけてきた。
紙漉きは、大変な仕事。いくら漉いても儲からない。苦しい生活だが、それでも負けず、明るい心、素直な心で漉くんだ。そうでないと、人間味のある、温かく、明るく上品な和紙はできないんじゃ。
澤村さんが作る本美濃紙のよさ
*「自然体、妙味の呼吸」・・・自然が相手だから思うようにならないもの
有頂天、天狗にならず昨日より今日は、よい紙を漉こうという謙虚な心