下の1~6の写真は、美濃和紙(しょうじ紙)が作られていく工程を表しています。
3,4,5については、動画でも見ることができます。
原料のこうぞをこの水そうで、地下水のきれいな水につけます。ひとばん(24時間)ぐらい水につけると、こうぞのよごれがとれるのです。
水につけるだけでもこうぞが白っぽくなっていきます。
次にぐつぐつにだったおゆの中にこうぞを入れてにます。8時間ぐらいこうやってにるのです。
そうすると、はじめは、とうめいなおゆも、どんどん、茶色くなり、こうぞの内がわから茶色やよごれが取れて、こうぞの色がさらに白くなっていきます。
水につけても、にても取れないちり(しみやよごれ)がまだ、こうぞについているので、手でていねいに1つ1つ取っていきます。
にたあとなので、よごれを取りやすいです。
この作業で、かんぜんによごれやしみを取らないときれいなしょうじ紙はできません。
天日にほして、できたしょうじ紙をかんそうさせます。こうやって天日にほすと、紙が白くなるし、紙がひきしまってじょうぶになります。
じつは、「1.水さらし」や「2.にる」のあとでもこうぞを地面にならべて、天日にほします。こうぞを白く、じょうぶにするためです。とても、時間をかけて手でていねいに作っていくのです。
できあがったしょうじ紙は、うすい茶色なのですが、じっさいにしょうじ紙を使っていくうちに、天日にあたり、みごとにきれいな白色になりますよ。