AI、スマートフォン、SNS...。私たちの周りには「新しいテクノロジー」と「メディア」が溢れています。これらは私たちの生活や文化を豊かにする一方で、その急激な変化に戸惑うこともあるかもしれません。このイベントでは、現代社会の重要なキーワードである「テクノロジー」と「メディア」の関係について、4つのユニークな視点から深く、そして面白く掘り下げていきます。
メディアの「新しい」「古い」という感覚はどこから来るのでしょうか。テクノロジーはマンガ表現においてどのような新しい体験を生み出せるでしょうか。私たちが抱いている科学技術者に対するイメージは、メディアからどのような影響を受けているのでしょうか。かつてSF作品が描いたテクノロジーは、情報技術者の価値観にどう影響を与えるのでしょうか。
テクノロジーとメディアが織りなす世界の「今」と「これから」に関心のある、すべての方のご参加をお待ちしております。
タイトル:新しいテクノロジーとメディア
日時:2025.11.29 (土) 14:30-17:30
会場:桜美林大学新宿キャンパス J306
参加費:無料
参加:要申込・先着100名 ※このサイト下部の申し込みフォームよりお申し込みください。
※当日時点でまだ席に余裕がありますので、当日参加も受け付けます。
主催:桜美林大学リベラルアーツ学群統合領域 現代ポップカルチャープログラム・科学コミュニケーションプログラム
共催:日本記号学会、科学研究費助成事業「メディア考古学におけるSF的側面の探究(JP24K03468)」、「アニメの声が喚起する「情動」を手がかりに声の文化的制度化を分野横断で捉える試み(JP21K18116)」
14:30 開会挨拶
14:35 講演① メディア(文化)研究における「新しさ」「古さ」の問題
太田純貴(鹿児島大学 法文教育学域法文学系 准教授 )
15:00 講演② 『ふつうの軽音部』における「擬似的ライブ体験」演出 ――音楽と同期するマンガ表現
田中一孝(桜美林大学 リベラルアーツ学群 准教授)
15:25 講演③ 科学技術者のイメージとメディア ――マッドサイエンティストと白衣の温厚な科学者
有賀雅奈(桜美林大学 リベラルアーツ学群 准教授)
15:50 講演④ 現代の情報技術者とドラえもん
大向一輝(東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授 )
16:15 休憩
16:25 ディスカッション
17:25 挨拶・終了
講演① メディア(文化)研究における「新しさ」「古さ」の問題
太田純貴(鹿児島大学 法文教育学域法文学系 准教授 )
【プロフィール】
鹿児島大学法文学部准教授。専門は美学芸術学・メディア(文化)論。主な業績に、エルキ・フータモ『メディア考古学』(編訳、NTT出版、二〇一五年)、ユッシ・パリッカ『メディア地質学』(単訳、フィルムアート社、二〇二三年)、「『寄生獣』の左手と爪(の不在)をめぐるレトリック」(『美術フォーラム21』第四四号、二〇二一年)、「プラスチックが蠢く、プラスチックと蠢く」(平芳幸浩編『現代の皮膚感覚をさぐる』、春風社、二〇二三年)など。
講演② 『ふつうの軽音部』における「擬似的ライブ体験」演出 ――音楽と同期するマンガ表現
田中一孝(桜美林大学 リベラルアーツ学群 准教授)
【プロフィール】
専門は西洋古代哲学史、哲学・倫理教育、人文情報学。セントアンドリュース大学古典学部客員研究員、京都大学高等教育研究開発推進センター特定助教、桜美林大学専任講師を経て現職。国際プラトン学会アジア・オーストラリア・アフリカ地域代表、古典研究AIシステムのヒューマニテクストシリーズを名古屋大学・東京大学と共同開発、運用。京都大学博士(文学)。桜美林大学リベラルアーツ学群「現代ポップカルチャープログラム」主任。
講演③ 科学技術者のイメージとメディア ――マッドサイエンティストと白衣の温厚な科学者
有賀雅奈(桜美林大学 リベラルアーツ学群 准教授)
【プロフィール】
桜美林大学准教授。博士(知識科学)。大学で生命科学を学んだ後、大学院より科学論や科学コミュニケーションの研究に転向し、2015年に博士号を取得。日本学術振興会特別研究員や東北大助教、株式会社レーマンなどを経て2021年に桜美林大学に着任。科学の図やイラストなどの科学の視覚文化論や科学コミュニケーションをテーマに歴史的・社会学的に研究する。桜美林大学リベラルアーツ学群「科学コミュニケーションプログラム」主任。
講演④ 現代の情報技術者とドラえもん
大向一輝(東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授 )
【プロフィール】
2005年総合研究大学院大学複合科学研究科博士後期課程修了。博士(情報学)。同年国立情報学研究所助手、2007年同助教、2009年同准教授を経て、2019年東京大学大学院人文社会系研究科准教授、現在に至る。人文情報学、ウェブ情報学、学術コミュニケーションの研究に携わる。著書に『ウェブがわかる本』(岩波書店)、『ウェブらしさを考える本』(丸善出版)がある。
桜美林大学までのアクセス
新大久保駅(JR山手線)下車
JR新大久保駅より徒歩8分
大久保駅(JR中央・総武線)下車
JR大久保駅 北口より徒歩6分
高田馬場駅(JR山手線・西武新宿線・地下鉄東西線)下車
JR高田馬場駅 戸山口より徒歩13分
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