本学群は、複数の言語における高度なコミュニケーション能力およびグローバル社会で役立つ専門知識を生かし、自らが関わるコミュニティの多文化共生の実現に貢献する能力を身につけた人物を育成することを目的としています。具体的には、グローバル化した社会で増えている多文化が共存するコミュニティの中で、言語の壁を超えた高いコミュニケーション能力と専門知識を生かして異文化間の架け橋となり、コミュニティにおける欠かせない存在として、課題解決に向け、協働作業の中で自己の役割を堅実に果たせる人材を育成していきます。
その目的実現のために編成されたカリキュラムのもと、定められた在学期間に通算 GPA1.50以上、所定の卒業単位(「基礎教育科目」16単位、「専攻科目」:「語学技能科目」40 または 48 単位(言語トラックによって異なる)、「グローバル・スタディーズ科目」44 または 36 単位(言語トラックによる)、その他自由選択、計 124 単位以上)を修得し、以下の要件を満たす学生に対し、本学の教育の基本理念と「卒業認定・学位授与の方針」、「教育課程編成・実施の方針」に基づき、「学士(グローバル・コミュニケーション)」を授与します。
コミュニケーションに関する知識およびスキル
グローバル社会で通用する、高い実用レベルでの複数の言語におけるコミュニケーション能力を身につけている。
多文化・異文化に関する知識および理解
多文化共生、世界の言語・地理・歴史・社会制度・経済・政治・ジェンダーなどのテーマについて学ぶことで、世界の様々な事象を文脈の中でとらえ、多様な価値観に気づき、情報を鵜呑みにするのではなく客観的に選択し、幅広い視野で物事を考えることができる。
多様な社会における問題解決能力・チームワークに関する知識とスキル
多文化共生社会における諸課題に取り組むための専門知識を有し、協調性、主体性を持って、 協働の中で自己の役割を果たすことができる。
市民としての社会的責任
キリスト教精神に基づいた教養豊かな識見の高い国際的人材として、「学事而人(学びて人に仕える)」を実践することができる。