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ツークエスチョンズ
建築・都市に関する二つの質問をきっかけに、日常の風景を変えるようなテキストが集まる批評誌「TWO QUESTIONS」を出版します。
映画監督
団塚唯我
「都市を見はらすと、何が見える?」
都市を歩き、周りの景色を眺めてみましょう。例えば渋谷では、いつ終わるのかわからない開発が駅前で続き、広告は映像へと変わり、歩く人や車に加えてLUUPが街を行き交っています。かつてナンパスポットの定番だったハチ公前に代わり、今ではミヤシタパークに若者が集まり、TikTokを撮影する姿も見られるようになりました。計画されたもの/されていないものが混ざり合いながら、都市の風景やその使われ方は日々変化しています。
映画監督、団塚唯我さんは、都市にカメラを向けながら、そこにある人々の営みや、ある種の自然のようなものを見つけ、それを映画の言葉として捉えようとしていました。カメラを都市へ向ければ、広告やLUUPが意図せず映り込む。都市のサイネージを眺めることは、風に揺れる木々を眺めることと似ているのかもしれない。
また、一つの都市として名前を与えられた場所も、実際に歩いてみれば、その境界はもっと曖昧で、グラデーションのように続いているのかもしれません。都市と映像、都市開発、サイネージやテクノロジー、都市の中の自然、サービスエリアのような匿名的な場所、そこには、まださまざまな視点がありそうです。
団塚さんとの編集会議から生まれたこの問いを起点に、都市や建築に関する評論を募集します。
建築家
ナイル ・グリーンバーグ
「曖昧になっていく建築。建築家は今、何をつくる?」
「今、建築は見えにくくなっている。だから、私たちが建築について書くとき、いったい何について書いているのかも曖昧になっている。私が向き合う必要があると考えているのは、まさにこの見えなくなっていることである。批評とは、結局のところ、見るという行為なのだ。そして、私たちはそこから始められるのではないだろうか。」
ニューヨークを拠点とする建築家、ナイル・グリーンバーグが投げかけるこの問いは、社会、経済、その他さまざまな力が建築の中で重なり合うことで、ますます輪郭を曖昧にしつつある建築を、あらためて見直すことを私たちに促します。建築家は、設計する時、実際には何をしているのでしょうか。その行為はどのように建築として現れ、誰のために、あるいは何のために作用しているのでしょうか。そして建築批評は、そうした行為や、そこから立ち現れる「かたち」を、いまなお捉えることができるのでしょうか。
建築をめぐる議論が、社会、経済、環境との関係へとますます焦点を移している現在、建築批評は何を見ていて、逆に何を見落としているのでしょうか。あるいは、資本、制度、クライアント、環境への配慮といったさまざまな条件に囲まれる中で、建築家はいったいどこまで設計することができるのでしょうか。こうした問いは、今日、建築家自身が設計という行為において直面する葛藤や交渉、実験を通して考えることもできるでしょう。
批評家の立場からでも、設計者の立場からでも構いません。今、実際に何が「見える」のかをあらためて見定めることから、今日「建築を見る」とは何を意味するのかを、自由な視点から考えてみてください。
オープンコール
2つの質問のいずれかをきっかけに書かれた、建築と都市に関する評論を対象とする。
◉受付期間
2026年9月28日(月) 〜 2026年11月14日(土)
各Qにつき、4作を目処に選定
応募時にどちらのQをきっかけに執筆したかを記入ください。それぞれの質問者とともにテキストを選定します。
◉発表
本誌で発表予定。
*選ばれた方には謝礼をお支払いします。
◉応募条件
日本語で1万字以内(註は含まない)。※未発表のものに限ります。
英語の場合は5000ワード以内(註は含まない)。※未発表のものに限ります。
◉応募方法
「投稿」ボタンから応募をお願いします。
*上手くいかない方は下記のアドレスまで送付ください。
info@notesedition.tokyo
◉その他
入選論文の出版権は株式会社GROUPに帰属します。
英語の論考は日本語に翻訳し、日本語の論考は英語に翻訳し、2つの言語で出版。
Edit:GROUP / 恩田栄佑
Design:西本未祐