第二回全国中高生学術審査会 i² imaginative intellect –独創する知性–
第二回全国中高生学術審査会 i² imaginative intellect –独創する知性–
概 要
日時 2026年8月11日(火・祝)13:00〜17:30
場所 東京大学 情報学環・福武ホール
審査員 野尻美保子氏、梶谷真司氏、深野祐也氏、五十嵐健夫氏、山中伸一氏 ※順不同
司会 山口真幸氏
対象 N高グループ研究部、公募で選ばれた高校生
スケジュール
13:00〜13:05 オープニング
13:05〜16:30 生徒によるプレゼン発表
※1人あたり:15分(発表+質疑応答)
※N高グループ研究部6名および公募生徒2名、計8名の発表を予定
16:30〜16:50 審査時間
16:50〜17:15 表彰
17:15〜17:30 クロージング
17:30〜17:40 記念撮影
発表内容(発表順)
(1)購買選択に基づくパッケージの情報最適化 〜消費者の環境配慮レベルに応じた認証制度の効果〜 / 長沢有紗さん(広尾学園高等学校3年)
(2)2Dキャラクター向けメッシュ変形ライブラリの開発 / 安田陽真さん(S高等学校3年)
(3)法思想史に基づく文化財の価値の再評価 / 信藤櫂さん(N高等学校3年)
(4)水の相変化と循環を強化したヒートパイプを用いて稲作の高温障害を阻止する / 坂川紗香さん(静岡北高等学校3年)
(5)ニュージーランドにおける日本米の受容と地方創生の可能性―試食交流型フィールドワークを通じた地域価値の再考― 「10代がつなぐ地方創生の実践研究」 / 山脇宙桜さん(東京大学教育学部附属中等教育学校後期課程2年)
(6)lsing-Kuramoto複合モデルの同期安定化の理論的研究 / 林蓮音さん(広島県立福山誠之館高等学校3年)
(7)噴出型フレアから探る太陽面磁気エネルギー解放過程 / 皿海翔大さん(武蔵高等学校2年)
(8)計算毒性学による未承認抗菌薬の選択毒性評価 / 荒木嘉維さん(佐賀県立佐賀西高等学校3年)
審査員※順不同
野尻 美保子 氏
高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所・名誉教授
京都大学大学院理学研究科物理学第2専攻博士課程修了。理学博士。専門は素粒子理論物理学および深層学習。宇宙や物質を構成するもっとも基本的な粒子の性質や、それらを支配する物理法則の解明をテーマに研究している。現在は、深層学習を用いた未知の素粒子の探索や、科学研究へのAgentic AI の活用について研究を行っている。
メッセージ
みなさんが探究活動を通じてどんな発見をしたか伺うのを楽しみにしています。研究を通じて、どんな自分の個性や仲間の能力に何を感じたでしょうか。ものの見方はどう変わったでしょうか。他のグループの研究に何を感じるでしょうか。楽しい1日になるようになるようにサポートしていきたいと思います。
梶谷 真司 氏
東京大学大学院総合文化研究科教授
京都大学大学院人間・環境学研究科修了。専門は哲学、医療史、比較文化。近年は学校や企業、地域コミュニティなどで「共に考える場」を作る活動を行い、いろんな人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」という新しいジャンルを追究している。
メッセージ
もともと探究好きの皆さん、今回は面白いテーマに出会いましたか。きっとみなさんのことだから、はまり、こだわり、つまづき、ぶつかり、それでも何かをつかんだと思います。そんなみなさんがどこにたどり着いたのか、あるいはたどり着けなかったのか、結果がどうあれ、その奮闘の成果を聞くのを楽しみにしています。
深野 祐也 氏
千葉大学大学院園芸学研究科 准教授
九州大学大学院システム生命科学府博士後期課程修了。博士(システム生命科学)。千葉大学大学院園芸学研究科・准教授。専門は生態学および作物学。人間と環境の相互作用を広く研究している。現在は、ドローンやAIなどのICT技術や進化生態学の視点を取り入れ、環境に配慮した持続可能な食糧生産の実現や、人と自然がよりよく共生できる社会を目指して研究を行っている。著書に『世界は進化に満ちている』(岩波書店)がある。
メッセージ
これまで積み重ねてきた観察、実験、調査、議論の成果を聞けることを楽しみにしています。予想どおりの結果も予想外の結果も、すべてが研究の財産です。ぜひ研究の面白さを存分に伝えてください。
五十嵐 健夫 氏
東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻・教授
東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。専門はユーザインタフェースおよびコンピュータグラフィクス。現在主流のGUIを超えた、より柔軟で自然なインタラクションの実現を目指すユーザインタフェース研究と、専門的なトレーニングを受けていない一般ユーザが3Dモデルやアニメーション、家具・衣服のデザインを手軽に行えるようにするコンピュータグラフィクス研究を行っている。
メッセージ
新しい研究は、「もっと良い方法はないか」「なぜこうなるのだろう」という小さな疑問や好奇心から生まれます。皆さんが試行錯誤を重ねながら積み上げてきた成果を、ぜひ自分の言葉で伝えてください。皆さんならではの発想に触れられることを楽しみにしています。
山中 伸一 氏
学校法人角川ドワンゴ学園 理事長
東京大学法学部卒業後、文部省(現・文部科学省)に入省。
内閣府審議官(教育再生会議担当室副室長)、初等中等教育局長、文部科学事務次官を歴任。
退官後、外務省駐ブルガリア特命全権大使を務める。
2018年6月20日より学校法人角川ドワンゴ学園理事長に就任。
メッセージ
「中高生だって研究したい!」という熱意を応援するため、私たちは分野を問わず、全国の挑戦したい中高生を広くサポートしています。N高グループ内に留まらず、全国から“研究好き”な中高生が集う「研究部」。ここでは、多様な分野の仲間と交流を深められるだけでなく、第一線で活躍する専門研究者からアドバイスを受けられます。昨年に続き、今年で2回目を迎える本審査会。研究部はこれからも、全国から集まる新たな仲間の入部を継続して受け入れてまいります。
司 会
山口 真幸 氏
学術バーQ 店長
東京大学文学部卒(行動文化学科社会心理学専修課程)。
大学卒業後、学術系出版社で編集実務に従事。
2024年4月より、東京・御徒町にある「学術バーQ」オーナー兼店長。
メッセージ
未来の可能性にあふれた皆さんの渾身の研究発表を間近でうかがえる、そんな貴重な機会をいただけたことを、私自身うれしく思っております。皆さんが自分の熱意を安心して思い切り伝えることができるよう、司会進行役として会場の空気を温めていければと思う次第です。皆さんぜひそれぞれ地道に積み重ねてこられた研究に誇りを持ち、胸を張って審査会に臨んでください!
第一回の様子