生理研研究会
間身体性共感システム研究会
2024年9月20日(金)~21日(土)
場所:生理学研究所明大寺地区1F セミナー室
提案代表者:井澤 淳 (筑波大学システム情報系)
所内対応者:戸松彩花
間身体性共感システム研究会
2024年9月20日(金)~21日(土)
場所:生理学研究所明大寺地区1F セミナー室
提案代表者:井澤 淳 (筑波大学システム情報系)
所内対応者:戸松彩花
バーチャルリアリティ(VR)やメタバースの進化は、伝統的な人間理解の手法では捉えきれない新しいコミュニケーション現象を生み出しています。本研究会では、「間身体性」の観点から共感の創発過程に焦点を当て、VRやメタバース内での人間のコミュニケーション様式を深く理解することを目的としています。研究会では、VRやメタバースにおける自己意識の変容、自己・他者の認識の変化について議論を進め、その背景にあるメカニズムを探ります。また、「間身体性」に基づくシステム論的な理解を促進し、身体所有感や身体操作感の変化が社会的インタラクションにどのような影響を与えるかを考察します。これらの議論を通じて、人間と動物の実験結果を統合し、新しい共感理解のための研究の方向性を模索します。
9月20日(金)
13:00-13:35 井澤 淳 身体自己意識の次元と座標系ー間身体性の導入に代えてー
13:35-14:10 大畑 龍 身体に根ざした共感の場が生み出す発話の自己主体感
14:10-14:45 田中拓海 行動結果の予測に基づく自他弁別メカニズムのモデル化
14:45-15:20 伊藤亜紗 「すがた」と共感
――― 休憩15分 ―――
15:35-16:10 早川正祐 共感の相互作用説のさらなる展開に向けて
16:10-16:45 一戸紀孝 自閉症における間身体性障害:バルプロ酸マーモセットモデルからの統合的知見
16:45-17:20 小池耕彦 ハイパースキャニングfMRIを用いた情報共有の神経基盤の解明
17:20-17:55 三武裕玄 プレイヤー間の力学的接触インタラクションが可能なメタバースの実現とそれによる介入実験の可能性
9月21日(土)
9:00-9:35 戸松彩花 ニホンザルの共感的運動リズム引き込み
9:35-10:10 長谷川晶一 メタバースと触覚
10:10-10:45 田中彰吾 間身体性から始める共感研究
10:45-11:20 小池康晴 動作からの意図推定