2026年度 生理研研究会
2026年度 生理研研究会
個体の活動は、多彩な臓器・組織・細胞の協調により成立し、これらは液性因子や神経活動を介して相互作用しながら、生体恒常性を維持している。この恒常性は生命の根幹であり、その破綻は多様な疾患を誘引する。近年、微小空間での生体信号を高精度に捉える技術の発展により、従来一定とみなされてきた幾つかの体内環境が動的に変化する可能性が示されている。本研究会では、この“恒常性ダイナミクス”という新視点から、局所現象のリアルタイム観測技術を開発する理工学者、様々な題材を計測し得られた経時データを生理学的意義に結びつける医学・生物・薬学者、さらに統合解析とモデル化を担う理論科学者を結集し、学際的議論や異分野共同研究を展開する。この活動により、新たな“真の”生体恒常性の姿を提唱し、次世代の生命科学を切り拓く新領域を創出する。
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