今月は、村の地区別の敬老会や介護施設で行われた敬老会などに、民謡の歌い手や民謡踊りの踊り子として参加しました。また、村外の地域の祭りに出向いて、村の仙人太鼓のメンバーに加えてもらい、太鼓も叩かせて頂きました。
自分の興味から、いろんなことに参加させて頂く中で、気づけば、村の地区の盆踊り盆踊りといったこの村特有の伝統文化、また、民謡や太鼓といった日本の伝統文化に直に触れる時間が多かったので、今回はそういったものに触れる中で感じたことをお伝えします。
1、ずっと継承されてきただけの、【魅力】がある
・民謡、踊り、太鼓などは、古くから親しんできた日本の伝統文化の一つであり、現在、メジャーな表舞台に立つことはなかなか無いにしても、決して無くならず現代まで継承されてきた事実があります。
それは普遍的に人を惹きつける魅力があるからだと感じます。僕自身、実際にやってみて、理由は分からずとも、民謡を歌ったり聴いたりすると自然と心が落ち着きます。民謡踊りで新しい振り付けを覚えた時、胸が高まり楽しくなります。太鼓で体が勝手に動いてそのリズムを刻めた時、感動して鳥肌がたちます。
2、実際に行っている方々が、信じられないほど元気
・特に民謡や踊りでは、ほとんどがご年配の方々なのですが、子どものように無邪気に笑い合ったり、高校の部活のような、仲間と一緒に同じところに向かっていくあの楽しさや心地良い緊張感を味わっている、そんな光景をよく見ます。くさい言葉で言えば、ずっと青春している感じですし、青春ってずっとできるんだな、伝統文化というものは、ずっと青春をさせてくれるものなんじゃ無いかとも思いました。
最後に、そんな伝統文化を引き継いでいる元気で生き生きとした方々が、その顔を険しくして、どこか寂しげな表情を見せる瞬間があります。
それは、【引き継ぐ】という話題になった時です。
特にこの村でずっと育ってきた方で、自分たちが慣れ親しんできた伝統文化の担い手がいない、例えば、村の地区の盆踊りを踊ってくれる人が本当に少ないんだと、とても寂しげな表情で語られた方もいました。それほど自分たちが慣れ親しんできたものが無くなっていく、魅力あるものがうまく伝承していかない様子は虚しく、寂しいものなんじゃないかと感じました。
小さな子どもからお年寄りの方まで、いろんな年代の方々が一つの大きな円となり、笑い合いながら踊り、ゆっくりとその円を回していく。そんな盆踊りの光景は、いつまでも見ていきたいなと思います。
以上です。ありがとうございました。