社会科研究部

今年度から「田中正造」をテーマに研究をしています。田中正造全集を全巻全て確認した結果、田中正造が成田の町を訪れていた事実をつきとめました。現在、その内容をまとめているところです。このことについては、11月に開かれる千葉県高等学校歴史研究発表大会で発表する予定です。活動日は不定期です。 興味がある人は職員室の深田を訪ねてください。

実績等

令和2年度》

第42回千葉県高等学校生徒歴史研究発表大会〔千葉県立中央博物館講堂〕

発表テーマ『蒸気機関の多面的考察の試み~技術革新がもたらす未来とは~』

蒸気機関が誕生した背景を、理系の視点もとりいれて、文理融合の発想で考えてみました。そして実際に蒸気機関が交通の面でどのように取り入れられていったのかについて、千葉県での状況を調べ、最後に、技術革新が私たちの生活にどのような変化をもたらすのか、考えてみました。

《平成30年度》

第40回千葉県高等学校歴史研究発表大会

(千葉県立中央博物館 講堂)

発表テーマ「ガラ紡について」 大会の趣旨で順位はつきませんが、実演を取り入れた内容から好評を得ました。

《平成27年度》

社会科研究部では、6月15日の県民の日に、成田ニュータウンと栄町の房総風土記の丘の古墳を散策しました。房総風土記の丘にある龍角寺岩屋古墳 は、1辺80mの方墳で、終末期の古墳としては推古天皇陵を上回る最大の古墳として、日本史の教科書(山川出版社『詳説日本史B』)にも載っている有名な 古墳です。この古墳に葬らているのは、下総国埴生郡の郡司となった豪族ではないかと推定されています。岩屋古墳がユニークなのは、石室に地元産の石材「木下貝層」を使用していることです。木下貝層はこのあたりがまだ海だった時に、海底に堆積した貝や泥が石化した、砂岩の一種です。非常にもろいのであまり利用されていませんが、この地域においては、どこの石を使用しているか、ということから、その地域との強い結びつきを想像できるのが面白いところです。

これらの成果を、11月に開催された、千葉県高校生歴史研究発表会で披露しました。

《平成25年度》

3年生の大日方悠君が、11月29日に千葉県立中央博物館講堂において開催された「生徒歴史研究発表大会」において、「軍事郵便を読む」と題する発表を行いました。 祖父から家族にあてられた郵便物を通じて、出征先の仏印の様子を明らかにしていきましたが、その後に参加したインパール作戦との関わりが浮き彫りとなっていった様はとても説得力があり、高い評価を得ました。