12月20日。この日の全校朝礼は教頭によるオンライン講話。司会進行役の運営委員とインターンシップで来ている高校生は、ふれあいホールで話を聞きました。
この日の話のテーマは、「今年の漢字」。公益財団法人 日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、毎年この時期に発表しています。京都の清水寺を舞台に僧侶が大きな筆で揮毫しながら発表するので、テレビ等で見られた方も多いでしょう。
さて、今年選ばれた漢字は「戦」。ロシアのウクライナ侵攻により、「戦」争の恐ろしさを目の当たりにした一年であり、円安・物価高による生活面での「戦」い、スポーツでの熱「戦」・挑「戦」も注目されたことが選定理由だそうです。この「戦」に絡めながら、
「今年の残り1週間と来年は、自分にとって挑『戦』の年にしたい。そのためには作『戦』が必要だと考えています。……(中略)……ちなみに、小学生が選ぶ今年の漢字は『楽』でした。」と話を進めました。
講話が終わってから校舎内を回っていると、6年2組の教室で、
「校長先生の今年の漢字は何ですか?」と聞かれました。
「……うーん、そうだなあ…。」と言いながら黒板に書いた漢字は「忙」。
「忙しいですね。」
「そう。忙しい1年だったなあ…。上に『多』を付けると…?」
「タボウ(多忙)!」
「その通り。来年はもう少しゆったりした1年になるといいなと思っています。」
と束の間のやり取りをしました。
このあと、担任が子どもたちに、
「でも、みんなにとっての『今年の漢字』は何?」
と尋ねると、「疲、眠、努、終、幸、服」といった漢字が出てきました。
理由を聞きながら(なるほどなあ…。)と思った次第。ホームページをご覧いただいている皆さんにとっての「今年の漢字」は何ですか?