6月9日。この日の午前に、運動会に代わる体育参観を実施しました。前半の第1部を2・4・5年、後半の第2部を1・3・6年として行いました。ただ、記事は1部と2部を合わせて書くことにします。
保護者は受付を済ませてから運動場に向かっていただきました。抜けるような青空です。
特に観覧席は設けず、トラックの外側から参観していただきました。
運動場に出てきた子どもたちは、学年別に準備体操。
こちらの学年はしこを踏んでいました。頑張るぞ~!どすこい!
1部・2部とも個人種目は徒競走です。放送係に「第一コース、〇〇さん。」と名前を読みあげてもらい、手を挙げます。本格的です。
小さい学年は直線コースですが、
上の学年はトラックを走るので、コーナー(カーブのところ)は迫力満点。
シャッターを押しながら、気付くと「頑張れ~!」と声を発していました。黙って応援できないのは子どもも同じ。テントの下からは大きな声援が送られました。
下の学年や上の学年の子どもたちから応援されるから頑張れる……これが異学年のよる活動のよさです。「学校」が「学校」であるためには、やはりこういった活動が不可欠です。
ところで、この日使っていたテントは、統合再編前の旧小学校から持ち寄ったものと、統合再編後にいただいたものです。下の写真に写っている左のテントには都祁小学校100周年記念、右のテントには都祁村立六郷小学校とプリントされています。地域の方々の思いと同時に、モノも大切に受け継いでいるわけです。
こちらのテントは、第一化工株式会社の社債が発行された際、南都銀行から寄贈していただいたもの。こちらも大事に使わせてもらっています。
さて、競技は団体へと移ります。まずは綱引き。
第一部の綱引きはスタートの合図で2年と4年が引っ張り合い、5年が運動場を半周してから加わる変則ルール。走り終えた5年生が「まかせて!」という感じで加勢します。
一方、第2部はオーソドックスな綱引き。1年生も必死に引っ張ります。いい顔です。
教師のほうも思わず力が入ります。
やがて勝負は決し、勝った方は大喜び。負けた方は肩を落としましたが、力を出し切った満足感が感じられました。
次は玉入れ。準備はできるだけ子どもたちが行っています。このあたりはコロナ前の運動会と同じです。
ホイッスルの合図で玉入れを開始。
青空の下に玉が飛び交います。空には一筋の飛行機雲。
ホイッスルが鳴ると、玉を投げ上げ数えていきます。
最後はリレー。小さい子から走っていくので、最初のバトンゾーンは団子状態。
でも学年が上がるとサマになっています。これが成長ですね。
全ての競技を終え、最後に6年の代表三人が終わりの言葉を述べました。わたし(校長)が嬉しかったのは、
「転んだり失敗したりしても、最後まであきらめずに走り切った姿がよかったです。」と述べた子に対して、テントの中から拍手が送られたこと。
最後まで手を抜かない姿に賞賛の気持ちが寄せられた瞬間でした。
先に書いたように、全校生による体育的な行事のよさは、学年に関係なく頑張る姿に声援が送られること。それによって異学年同士の絆が深まり、集団としての一体感(凝集性)が高まります。天候にも恵まれ、よい半日を過ごすことができました。ご多用の中、おいでいただいた保護者の皆様に、このページを借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。