6月10日。この日の朝はオンライン配信による全校集会。
運営委員の挨拶の後、
早速、この日の担当委員会(環境栽培委員会)にバトンタッチ。
前もって撮っておいたビデオ動画で、中身は箒の使い方やしまい方、雑巾の絞り方や干し方など、掃除の仕方に関わる啓発内容でした。
ところで、日本で子どもによる掃除がいつ頃から始まったかははっきりと分かりませんが、仏教で学問より大切とされている作務(さむ)の影響が考えられています。掃除によって人格を高めるという考え方が日本人の心の奥底に根づいていて、それが江戸時代の寺子屋で子どもたちによる掃除という形で広まり、学制発布後も学校の習慣となっていったという説が有力です。
この記事を書いているのは午前9時。午後には6年生によるプール掃除が行われます。アメリカやイギリス、ドイツ、フランスなど、西欧諸国では子どもに掃除をさせるという考え方がないようですが、わたしは「自分(たち)が使うところは、自分(たち)できれいにする」という日本の考え方のほうが絶対にいいと考えています。その意味においても、この日の全校集会は意義があると思いました。