7月6日。4年生はこの日、国語科の時間に「NHK for school」にアップされているニュースを見聞して要約するという学習に取り組んでいました。「見聞して」と書いたのは、子どもたちはchromebookを使ってニュースを見たり、読んだり、聞いたりしていたからです。
一言で「要約する」と言っても、それは簡単なことではありません。まず、要約と似た概念があるので手元にある辞書〔新明解国語辞典第6版 三省堂〕を引いてみました。
要点(ようてん):事柄の大切な箇所。
要旨(ようし) :講演・研究発表・論文などに述べられる(た)事の、大事な部分を短くまとめたもの。
要約(ようやく):話・文章の重要な点を短くまとめること。また、そうしたもの。
実生活で人の話やテレビ・新聞・インターネットなどのニュースに接すると、まずは無意識のうちに要点をつかみにいきます。「ああ、あの人は……のことを言っているんだな。」「ここに書かれているには……のことだな。」という具合に。
それに比べると、要旨や要約は、「このようにすれば要旨になる」「要約はこのようにすればよい」と教えられて身に付いていくものと言えるでしょう。
「勉強したおかげで、今までようしらんかったことが、ようやく分かるようになってきた」と言ってもらえたらしめたものです。
この日、4年生はchromebookを要約した文章の入力にも使っていました。
さて、上手に要約できたかな?