11月25日。この日、6年生は1年ぶりに調理実習を行いました。5年生のときにゆで卵を作って以来です。
新型コロナウイルス感染拡大による教育活動の停止・見送りは、「命を守る」という観点からすれば仕方のないことです。しかし、十把一絡げに停止・見送りをしていたのでは、それぞれの発達段階で身に付けるべき技能は習得できなくなります。ですから、できるかぎりの感染対策をとった上で「経験させる」ことは大事だと考えています。この日の調理実習もその一つです。
この日の実習は「飯を炊く」ことと「味噌汁を作る」という内容。味噌汁は出汁をとって、そこに具(大根)を入れて煮ていきます。ちょっと味見。
それから味噌を投入…する前に、教科書を見ながら動作を確認します。
確認したところで、味噌を溶いていきいます。
具に味をなじませて、味噌汁の完成。
ここにアップした写真は1,2時間目に1組が行ったものですが、3,4時間目には2組の子どもたちも同じように実習しています。一方、ご飯のほうは火加減に失敗した班もあり、それはそれで貴重な経験になりました。
ひととおり子どもたちの学習の様子を見届けた後、作業があったので玄関の外で仕事をしていると、6年の子どもたちが炊いた飯をラップに包んで持ってきてくれました。
それを受け取ろうとすると……皿から落ちて転がりました。すると、持ってきた子が、
「おむすびころりんやあ~。」と一言。「ハハハ。ほんまや~。」と返しながら職員室に持っていきました。
子どもたちが持ってきてくれたおにぎりは四つ。一つはどこへ行った?わたし(校長)の腹の中です。(これ、おこげかな?)と思ってラップを広げるとふりかけでした。作業のあとだったせいもあり、おいしかったです。