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教育活動 | 6年生

いいところがあれば…

9月26日。6年生は今、理科で「大地のつくり」という単元を学習しています。わたしが子どものときも、教員になって教壇に立ったときも、小学校では理科は1年から学ぶことになっていました。しかし、1989(平成元)年に1,2年の理科と社会を廃止し、具体的な活動や体験を通して生活上必要な習慣や技能を身に付けさせる「生活科」が新設されました。

生活科の趣旨は分かります。このような教科があってもいいと思います。しかし、(社会科と理科はなくしてほしくなかったな…)というのが正直な思いです。社会的な視点や考え方、理科的なものの見方は1年生から必要だからです。まあ、そんなことを今さら言っても仕方ないので、先ほど書いたような視点や考え方、見方を生活科等で育てるとともに、3年から習うことになっている理科学習を充実するほかないでしょう。

さて、この日、6年2組の子どもたちは、理科で「大地のつくり」を学習していました。

3年から子どもたちは理科で、虫や植物に関する「生物」、天気や雲の動きに関する「気象」、太陽や月、星の動きなどに関する「天文」、光や音、物質の性質などに関する「科(化)学・物理」など、様々な内容を学習してきています。この日習っていた「地学」分野は、ほかに5年で習う「流れる水の働き」ぐらいなので、中にはあまり興味を示さない子もいます。

でも、わたし(校長)は好きなので、今年のPTA新聞にも下のような拙文を寄せました。

好きこそ物の上手なれ

           校長 今西 敏幸

 福住から吐山に延びている農免道路。この道が開通したとき、わたしは並松小学校の六年生でした。
 今も昔も六年の理科に、大地がどうやってできたかを学ぶ「大地のつくり」という単元があります。ここを学ぶとき、担任の先生は道路を切り開いた崖に連れて行き、その崖を観察させました。露頭と呼ばれるところです。そこで見た地層、割れた岩石片の中にあった化石に惹かれたわたしは、それから六年後、大学の入学試験(共通一次試験)を受ける際、理科の二教科の一つに迷わず地学を選びました。
 人は好きなことには熱心に打ち込み、知らず知らずのうちに上達していくものです。ですから、子どもたちにできるだけ幅広く体験を積ませ、その中のどれかに興味を持って欲しいと考えています。もの作り、読書、自然、栽培、スポーツ、ボランティア、プログラミング、芸術鑑賞……何でもいいのです。「体験」の中から一つでも興味を持つものが出てくれば、たとえそれが後の実生活や仕事に結び付かなくとも無駄にはなりません。そんなことをちょっと頭の片隅に置き、お子さんと関わっていただくと大変ありがたいです。(2022.7.15発行 都祁小学校PTA新聞「高原の風」より)

最近は露頭(地層や鉱脈が見られるところ)を見かけなくなりました。切り通しができる工事が減っているからです。
もちろん、地層の写真は教科書に載っているし、図鑑や動画でも見ることはできます。でも百聞は一見に如かず。6年の担任も同じ思いなので、先週も、
「校長先生、学校から歩いて行って地層が見られるところ、ありませんかねえ…。」
と相談を受けたのですが、いいところが思い浮かびませんでした。

そこで、もしこの記事を目にされた方で、都祁小学校の近くに地層が見られる露頭を知っているという方がおられましたら、校長 今西(0743-82-0053)まで情報提供をお願いします。

登録日: 2022年9月26日 /  更新日: 2022年9月26日 
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