ロスから地球温暖化を考える

10月6日。奈良市では、小学3年で「ECOキッズ!ならの子ども」事業という環境教育の出前講座を受講することになっています。
さて、〝ロス〟というのは、ロスアンゼルスではなく、損失(loss)のこと。この日、特定非営利活動法人の「サークルおてんとさん」が来られ、身の回りにある様々なロスから地球温暖化について考える授業を実施してくださいました。

冒頭、世界の死亡原因の1位が「飢餓」であることを教えてもらった子どもたち。

食べるものがなく、飢えて命を落とすという現実が世界に存在していることに少なからず驚いたようでした。

飢餓と食品ロスの問題は密接な関係にあります。この問題とともに、水や電気、食品を輸送する際に発生する二酸化炭素(CO2)を節約することの大切さにも触れながらテーマに迫っていかれました。

講話の中では、「サークルおてんとさん」が出前授業のために持って来られたフラッシュカード(黒板等に貼る資料)についても、
「これ、実はカレンダーの裏紙を使っています。」
と話されました。いわゆるリデュース(Reduce:ゴミを減らす)の一つです。わたしも机上のメモ用紙はミスプリントの用紙を切って使っているし、本校の教職員向けに発行している校長通信も毎回、裏紙を使います。「資源は有限、節約アイデアは無限」ですから、子どもたちにも出来ることは必ずあるはずです。

講座を終えてお帰りになるときに、立ち話ではありましたが環境教育の大切さを互いに確認しました。
なお、「サークルおてんとさん」からいただいた活動パンフレットには、活動の様子が紹介されていました。HPへの掲載の可否をうかがったところ、快諾していただきましたのでアップいたします。

※奈良県内の幼稚園、小中学校、高校、大学、各地域の自治会等からの依頼を受け、持続可能な社会の実現に向けた学びの機会を提供しておられます。

登録日: 2022年10月6日 /  更新日: 2022年10月6日