9月15日。体育館に行くと、2年生がビブスを着て的当てゲームをしていました。
すずらん学級の児童は教頭とマンツーマンで練習。ボール投げと受けの技能を上達させるのがこの日のねらいです。
的当てゲームのルールは簡単です。ポートボールの台の上に置いたコーンにボールを当てて落とすというもの。
でも、実際は相手や味方の動きを見て瞬時に判断しないと、うまく当たらないことが分かりました。
多色のビブスを着て運動している風景を見ると、サッカー日本代表監督を務めたイビチャ・オシムのトレーニングが頭に浮かんできます。オシムが課したトレーニングは実に多彩で、特に多色のビブスを使った練習は頭を使うので、最初はプロの選手でも戸惑ったそうです。
(一度、練習を見てみたいなあ…。)と思っていたら、突然、脳梗塞で倒れ、代表監督を退かざるを得ませんでした。今でも、(もしオシムが監督を続けていたら、日本のサッカーはどうなっていただろう…。)と思うことがあります。
さて、子どもたちのプレーにはそこまでの負荷はかかっていませんが、「考えながら動く」という部分は共通しています。時々プレーを止めて、チームごとに問題点を話し合っていました。
壁際にいるのは、9月12日から本校に来ている教育実習生。小学校免許を取得するために、一ヶ月間の実習に励んでいます。
なお、オシムは非常に語彙が豊かで、記者会見等で語られる言葉はウィットに富み、「オシム語録」という言葉が生まれたほどです。そのオシムが今年5月1日に亡くなりました。この日は「語彙の日」。親日家だったオシムらしい忌日だと思います。