12月16日。冬になると、時々テレビから「奈良市の針では…」というフレーズが流れてきます。冷え込んだ朝の気温を伝えるニュースでよく取り上げられるのが、和歌山の高野山と滋賀の信楽、そして奈良の針(つまり都祁)です。都祁中学校のグランドの端に奈良気象台 針観測所があり、観測したデータはリアルタイムで気象庁に送られています。この日の最低気温は、なんと-3.6℃(2:57に記録)。2時間目に5年生が運動場でサッカーをしていたときも、2℃ちょっとまでしか上がっていませんでした。
さて、サッカーといえばW杯2022カタール大会。決勝にはフランスとアルゼンチンが駒を進めました。日本はPK(ペナルティーキック)合戦でクロアチアに屈しましたが、予選リーグでは強豪国のドイツとスペインを倒して決勝リーグに進みました(結果的に32チーム中9位)。クロアチアには負けましたが、次の日に地域にお住いの福西さんから、
何ごとにも諦めない
折れない心に
光が見えてくる
新しい自分に出合い
舞い上がれ
と書かれた色紙をいただきました。諦めない、折れない心……日本代表の選手やスタッフと重なります。
さて、W杯の影響もあって子どもたちのサッカー熱は日ごとに高まり、この日の5年生も寒い中で、
「ネイマール(※ブラジルのエース)や~。」とか、
「メッシ(※アルゼンチンのエース)いけ~!」と言い合いながら走り回っていました。
終了間際にはボールが空中に上がり、
そしてシュート!
ボールは手に当たっているか…いや、当たっていないか…微妙なところ。当たっていればハンドでPKなので、W杯であればVAR(ビデオアシスタントレフリー)が登場するところです。当然、そんなものはないので、そのまま試合を続行。結局、シュートがわずかに外れたところで試合終了の笛が鳴りました。
とにかく寒い一日。こういうときは一緒にサッカーをして動くにかぎります。