1月26日。5年教室に行くと、国語科で「伝わる表現を選ぼう」という学習をしていました。
教科書には、
校外学習で、こん虫採集に行くにあたり、各自が適切な容器を持参すること。
という例文が載っていて、「これを1年生に向けて書くとしたらどうなるか?」という課題で学習を進め、表現の仕方について理解を深めていました。
作家の阿刀田 高(あとうだ たかし)さんは、『文藝春秋』2002年9月号の臨時増刊号で、
よい文章を書こうと考えるなら、わかりやすく、平易な文章、べつな角度から言えば、相手の立場に立って綴る親切な文章を意図することをお勧めしたい。(…中略…)根本は明晰に考えること、そして伝える内容を自分でよく知っていることであり、それに加えて、あとはやさしく伝える努力だ、と私は思う。
と述べています。含蓄のある文章です。