教育活動 ｜ １年生

10月5日。本校には現在、4人の外国籍の子どもが在学しています。日本に来てからの年数もまちまち。その中で、いちばん最近来た（来日した）子が1年のＡさん。8月11日に来日するまでベトナムで育ち、幼稚園の卒園（ベトナムは9月入学なので8月が卒園）を待って両親のいる日本に来て、9月から都祁小学校に登校しています。

日本に来るまで日本語に接したこともなかったので、Ａさんにとっては回りの子どもたちが話す言葉は全く理解できない外国語。そんな中で両親が家で日本語を教えたり、学校で週に2時間だけベトナム出身の方に非常勤講師として来ていただいたりしながら、Ａさんにとっての外国語である「日本語」を学んでいます。

この日、その講師と勉強する時間があったので見に行くと、わたし（校長）が来たことも気付かないほど、一生懸命に勉強に取り組んでいました。

机の上のノートを見ると、
10がつ５か　なまえ　にほん　いぬ　ねこ　おはようございます　こんばんは
といった言葉がしっかりした字で書かれています。ものすごい成長です。

ゆっくりだけど、泣き言も言わずにがんばっている姿を見て、つい「まったく言葉が分からない国に来て不安や辛いこともあるのに、本当によくがんばっている。」と声が出ました。（※講師の先生にベトナム語に訳して伝えてもらいました。）

はじめての登校から1ヶ月経った今、Ａさんはみんな（1年のクラスメート）の行動を見ながら行動するなど、少しずつ学校生活に慣れてきています。これからもがんばれ！