加減の仕方

9月9日。
「ええか、手加減しないからな!」
「それはこっちのせりふや!」
と啖呵を切りつつも、互いに手加減したのが昔の子どもの喧嘩。それに比べて、現代の子どもたちの喧嘩には手加減がないと言われます。加減の仕方が分からないのです。

この日、1年生は児童玄関前でシャボン玉作りをしていました。生活科の学習です。

学習のねらい(目標)の一つに「加減の仕方を知る」という内容が入っていた(いる)かどうかは分かりませんが、わたし(校長)は見ていて、それもねらいの一つだなあと感じました。なぜなら、最初は加減の仕方が分からず、輪っかを思いきり振って大きなシャボン玉が作れなかった子どもたちが、微妙な加減の仕方を身に付けながら作れるようになっていったからです。

冒頭で喧嘩を引き合いに出しましたが、このほかにも料理で調味料を入れる、力を入れるとつぶれるものをつぶさないようにつまむなど、加減が大事な場面はたくさんあります。様々な体験を通して「加減の仕方」を身に付けてほしいと思います。

登録日: 2022年9月9日 /  更新日: 2022年9月9日