9月15日。奈良市では月に1回の「食育の日」に郷土料理を紹介することになっていて、本校では栄養教諭が担当しています。9月は徳島県の郷土料理「金時豆入りかきまぜ」です。この日に合わせて「給食・食育コーナー」には豆に関する資料が展示・掲示されていました。
下は豆の標本。豆って種類が多いんですね。
その下には、小学生向けの学習読本「おまめのはなし」(公益財団法人 日本豆類協会)も吊り下げられていました。
さて、この日、金時豆を使ったメニューが給食に出たので、(…写真を撮り忘れたことに気付いたときには、既に腹の中…)、栄養教諭が放送室から「金時豆の由来」をクイズにして流しました。
「今日の『金時入りかきまぜ』には、金時豆が入っています。さて、金時という名前がついたのは、なぜでしょうか?」
1 昔話の金太郎の名前をもらったから
2 昔は金のようにありがたい豆だったから
3 金時さんが作った豆だったから
放送室の外(職員室)で、
「そりゃ、答えは2やな。」と自信満々の表情で口走ったわたし(校長)でしたが……。
「正解は1。昔話の金太郎の名前をもらったからです。昔話の金太郎にはモデルがいたそうで、坂田金時という人がいました。その人はいつも顔が赤かったので、赤い豆の色にかけて金時豆という名前がつけられたそうです。他にも、金時にんじんやなると金時、宇治金時も同じように赤い色が特徴的だったので、金時の名前がついたとされています。給食の掲示板に、色々な豆の実物の見本を飾っているので、また見てみてください…。」
あちゃ~。不正解!「おまめのはなし」を読んで、予習すべきだった…。
「今日は、金時豆を使ったかきまぜという混ぜご飯です。四国・徳島県の郷土料理ですが、徳島県の中でも地域によって具材や味付けが違います。山に近い地域ではきのこ類、海に近い地域ではひじきなどが入ります。給食では、金時豆、ひじき、ちりめんじゃこ、高野豆腐、里芋、にんじん、ちくわ、ごぼうが入っています。かきまぜというくらいなので、ご飯に具を散らして、よくかきまぜて食べてください。今日は徳島県の郷土料理を紹介しました。(それと、校長先生、残念でした!)」
( )の中は放送されなかったのが救いでした。