1月17日。この日、6424人が犠牲になった阪神淡路大震災から28年目を迎えました。戦後、はじめて大都市を襲った直下型地震の記憶と教訓を伝える大切な日です。
そこで、地震発生当時、神戸の大学4回生であった教頭が当時の記憶を辿りながらオンラインで講話を行いました。
運営委員会による朝の挨拶のあと、
早速、講話を開始。
震災でつぶれた家や、
横倒しになった高速道路(阪神高速)、
それに避難所の様子などの写真を見せながら話してくれたので、低学年の子も分かりやすかったと思います。
スマホなどない時代。同じ大学に通っていた友達の安否を確かめるのに苦労したことや、目の前の惨劇を見て感じたことを話しました。
幸い、友達は無事だったものの、同級生の中には亡くなった学生もいたそうです。詳細は割愛しますが、ちょっとした運命のいたずらが悲劇を起こしたと知るにつけ、
(卒業を間近にしたその子は無念だっただろうな。家族も悲しんだだろうな…。)
と思いながら講話を聞きました。
大地震に備えて何をすべきか、大地震が起きたときにどう行動するかといったことにも触れつつ、都祁地区自主防災防犯会が作成した避難所運営マニュアルも紹介しました。
近い将来、紀伊半島沖を震源とした東南海地震が起きる可能性は十分に考えられます。学校でも家でも、万一の備えをしておくことが大切です。