8月30日。カフートは、正式には「Kahoot!」と表記します。「何なの?それ?」と思われる方がほとんどでしょう。わたしも最近まで知りませんでした。これは、ノルウェーで開発されたWebアプリで、子どもが作った問題をGoogleのクラスルームで共有することによって、クラスの子どもたちがその問題を解けるようになっています。実は1学期に職員室である教員が紹介し、そのときに、「これは授業のまとめとして使えそうだ。」と声があがっていました。
この日、5年教室に行くと、子どもたちはこのカフートを使い、理科の学習のまとめとしてグループで問題を作って解き合っていました。
問題は4択で作るようになっていて、下の写真は27問目。
空全体を10としたとき、晴れのときの雲の量の割合は何割から何割でしょう?
選択肢は、0~9、0~8、0~4、0~7の4つ。さて、どれが正解でしょう?
教員は黒板の前にいる必要もないので、机の間を回りながら適宜、声を掛けます。このときも、
「これ、たしかに教科書のどこかに書いてあったぞ!」
と教室の後ろから声を掛けていました。
カフートは、言ってみればテレビでよくある早押しクイズのようなもの。結果は集計され、誰の正答率が高かったとか、誰がどの問題でつまづいたかとか、全体的にどの問題の間違いが多かったかとかを知ることができます。つまり、教師としてはどの内容の理解が不足しているかを把握することができるのです。教員に聞くと、今回、はじめて使ってみたということでした。子どもは学ぶ楽しさを、教員は活用できる見通しをもったのではないかと思いました。
このアプリもそうですが、本校はあえて研修の時間を設けなくても、職員室で手の内を紹介し合う雰囲気ができています。こういう雰囲気が大事だと思います。