Words of Graduates

私はこの３年間、名張青峰高校のグローバル教育において様々な経験をする中で、多くの発見と学びを得ることができました。そして、それらは私の考え方や価値観、英語力などに大きな影響を与え、最終的には進路選択という場面でも大いに活躍してくれました。 例を挙げるとすれば、１年生の時に行ったオーストラリアへの短期留学では、異文化というものを肌で感じ、自国と他国の価値観や人間性の違いというものを認識させられました。

英語力に関していえば、実際に英語オンリーの生活をしたことで、個人的には特にリスニング力とスピーキング力という、より実践的な"使う"英語力が格段にアップしたように感じます。

また、ホストファミリーの受け入れでは、言葉や文化の壁にぶつかりながらも交流を深めたことで、自国の文化を再発見することができました。そして、それらをどのように英語で説明しようかと奮闘する中で、様々な表現力やコミュニケーション力を養うことができました。 先述した以外にも、多くの海外訪問団との交流やホストクラス受け入れなどを経験することができました。 毎度毎度、そうした経験をするたびに、自分がいかに狭い世界で生きているかということを痛感させられました。また、他国の生徒や人々の積極性や柔軟性、 論理的な思考力にも驚かされたことが印象に残っています。たった一つの話題を取り上げても、自分の意見を持っており、発言することをためらわず堂々と話す姿にはとても影響を受け、自分の物事に対する姿勢も変えることができました。

そしてまた、それらを英語で考え、発言するという、普段机の前でインプットするばかりの英語をアウトプットする機会が多かったことで英語に対する特別感がなくなり、本当の言語としての英語を運用できるようになりました。

最終的には、進路選択という場面で、３年間このグローバル教育の中で学んできたことが自分の大きな自信となり、自分のアピールポイントにもなっていました。

これほど、グローバル教育に力を入れ、生徒たちに様々な機会を提供してくれる学校は滅多にないのではないでしょうか。私は、名張青峰高校のグローバル教育を受けることができて本当に良かったと思っています。

＜赤目中学 出身 同志社大学 進学＞

名張青峰高校は何といっても、前身の名張西高校英語科の強みを最大限生かしたグローバル人材の育成に秀でた学び舎です。外国語教員数の多さやＬＬ教室を活用した少人数制（クラスの半数）での授業展開はもちろん、特に姉妹校への短期訪問＆受け入れ等、実践的な英語４技能の学習経験を通じ、「日本から世界を見る」「世界から日本を見る」力を養うことができました。

これまでなら、「日本にいたら一生英語とは無縁」とか「日本にいる限り英語が話せる訳がない」と考える人もいたかもしれません。しかしながら、今日のグローバル社会において異なる価値観や生活様式を持つ人々との連携・協働が必要になる中、本人の自発的なアクションさえあれば異文化理解を深められる良い環境がここにはあります。

私自身、non-nativeなりに中高６年間英語と向き合って来ました。そこで、「もっと自分ならこう教えられるのに」と英語教育についていろいろ考えることが多くなったため、名張青峰高校で学んだ英語のエッセンスを取り入れて大学ではグローバル教育を専攻します。大学入試制度改革が目まぐるしく行われる中、名張青峰高校は英語というツールを媒介にして、きっとあなたの将来に大きな可能性をもたらしてくれることでしょう。

＜赤目中学 出身 大阪教育大学 進学＞