校長挨拶
今年4月5日に、茨城県より赴任いたしました齋藤慶一郎と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
本校は昭和49年(1974年)に、多くの関係者のご尽力により設立され、今年で開校51年目となる歴史と伝統の息づく日本人学校です。
今年度の組織目標〔その年度に達成を目指す学校の目標〕は「子供たち一人一人を輝かせよう」としました。
教職員が子供たち一人一人の特性や良さをしっかりと見とり、それを伸ばすために共通理解を図った上で一人一人が輝けるような具体的な手立てを講じてまいります。
これを単なるお題目にすることがないようPDCAサイクル〔Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Act(改善)〕を短いスパンで行います。そして日本一、いや、世界一の取組を目指して参ります。
ただ、今年度の夏には学校移転という大きな出来事が控えています。
すでに移転先は決まり、新校舎の整備が始まっています。世界遺産であるジョージタウンの中に以前からある建物を日本人学校として使えるよう改修しています。
今回の移転により、校舎が今までよりも小さくなり、体育館・校庭・プール等の施設がなくなるなど、ハード面では少なからずデメリットがあります。
しかし、教育の要は人です。どんなに素晴らしいICTが導入されようと潤沢な教材があろうと、最後に教育を決定づけるのは、それを生かす「人」です。
今年度本校には、その「人」―プロフェッショナルな教職員が集結しました。常に子供たち一人一人を輝かせることを最上位目標に一致団結し、今目の前にいる子供たち一人一人のために全力で取り組んで参ります。
教育に仮はありません。
子供たちにとって一生に一度しかないかけがえのない貴重なこの1年間を、長い人生の中でも財産を築いた年だったと言ってもらえるようベストを尽くします。
令和7年度の新生ペナン日本人学校にご期待ください!
令和7年4月
ペナン日本人学校
校長 齋藤 慶一郎