力触覚技術
応用コンソーシアム
第8回 研究会
本コンソーシアムはヒトの力触覚の原理の解明を基礎にしながら、工学的に力触覚の過程を再現し、さらには応用に関わるシームレスな情報収集・分析・構築のシステムの開発さらに、その得られた技術を産業界とも共有することを目的としています。
今年は、世の中でAIの活用が叫ばれている中で、次世代の物理AIの一つの形であるリザバーコンピュータの最先端にいらっしゃる香取先生をお招きして、新しいAIの世界をご紹介いただきます。
イベント情報フライヤー
香取 勇一 先生
はこだて未来大学 教授
演題: リザバー計算で読み解く脳の情報処理とその応用
概要:本講演では、まずリザバー計算(Reservoir Computing)という情報処理の枠組みについて、その基本的な考え方を紹介します。リザバー計算は、複雑な時系列入力を低コストで扱える手法として、機械学習や信号処理の分野で注目されてきました。この枠組みは、非線形ダイナミクスを活用して高次の特徴表現を自然に生成できるという点で、生物の脳が持つ情報処理の特徴と深く通じるものがあります。講演では、リザバー計算の基礎を概説した上で、脳の感覚・運動系における情報処理をこの枠組みで捉える数理モデルをいくつか紹介します。具体的には、大脳皮質の階層構造を模した動的予測符号化モデル、小脳の神経回路を模した運動生成モデル、さらには報酬に基づく学習を取り入れたリザバー強化学習モデルについて解説します。これらのモデルは、脳のしくみの理解に寄与するだけでなく、柔軟で頑健な情報処理システムの設計にもつながると期待されます。企業での応用も視野に入れ、実装上の工夫や応用可能性についても触れたいと思います。
研究成果報告
立命館大学
情報理工学部
教授
機械触覚の
応用技術の開発
MEMS触覚センサの開発状況:
新材料適用から
測定機能拡張まで
新潟大学 工学部
准教授
キャンパス入場には登録が必要なため事前登録願います
<住所>〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階
3Fがオフィスフロア全体の受付となっており、そちらで登録後に8Fへ移動ください。
主催:力触覚技術応用コンソーシアム、
立命館大学、先端認知科学研究センター
新潟大学新潟大学マイクロマシン工学研究室
後援:立命館先進研究アカデミー(Rara)
お問い合わせ:立命館大学 力触覚技術応用コンソーシアム事務局
担当 工藤
email: cogscict@st.ritsumei.ac.jp
コンソーシアムURL: https://x.gd/8on9i