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SAKI TAKADA / 高田 沙季
確かにあるもの
[ Brooch ]
Silver, Copper, Brass, Mokume-gane, German silver
個性とは何か。私は自分の個性を見つけることができず、中身のない人間だと感じ続けていました。「個性はどこから生まれ、見つけられるのか。」私の答えは「自然と生まれた内側の個性の存在」と「他人の目に映る外側の個性の存在」です。これまで培ってきたものをブローチの内側に落とし込み私の知りたい個性を表現しました。
四つのブローチは全て「打ち出し」で作りました。打ち出しとは、一枚の板の状態から内側と外側を叩く事で形を作り出す伝統技法です。打ち出しで作られた物の主役は外側の形であり、基本的に内側は隠され主役になることはありません。
しかしこの打ち出しの作品たちは、全て内側のデザインが外側のモチーフに影響を与えています。原石からそれを包み込む岩、波の木目から流木、白と金色の模様から蛾の蛹、細かな彫り跡からサボテンの骨。そしてこれらは全て私の三年間の経験から生み出すことのできたものたちです。
「個性はどこから生まれるのか」。個性は当たり前のように存在しているのだと思います。それを中身がない人間だと感じるのは、内側に存在するものをつまらないと思って「無い物」にしているのか、あるいは自分の目には見えていないだけなのかもしれません。
「個性はどうしたら見つけられるのか」。無意識に作られた当たり前の存在を、自分で見つけ出すことは難しいと思います。しかし、周囲にいる人たちの目には一つの形となって見えてるのではないでしょうか。
「エゴっていうものが一番無くなったときに、その人の個性が出てくる。こう見られたいとかそういうものを思っているときって個性って死んでいる」。この言葉のおかげで私は私なりの個性に対する答えを持つことができました。私の導き出した答えが、同じ悩みを持つ人の答えを見つけるきっかけになる事を願っています。
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