SUIKA TAKAGI / 髙木 彗花
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[ Brooch ] Smartphone, Seed pod, Brass誰かと繋がった証や記憶、時間は何かを覆い被すかの如く私達の身体に染み付いている様です。輝くスマホの破片は美しいのか、汚いものなのか。携帯を砕いた時、どんな色でも灰色になりました。まるで世の中に溢れている物事の色のように。自分の心にある固定概念を砕くと、意外と身近にある物事への新しい発見があるかもしれません。
スマホが普及されてから現在までに販売台数は123億台に上り、様々な社会問題を起こしています。スマホに限ったことではありませんが、目に見える物事も見えない物事もスマホから生まれていることが多いと考えます。
砕く行為は、小さな空間の中だけで生まれる固定概念を壊す事を表現しています。
今世界中にある木や植物が風や鳥を通じて木の実を運び、繁殖し後世に受け継がれているように、私達が身に付ける事でスマホと私たちの繋がりが拡散されていることが表現されます。しかし木の実は抜け殻に過ぎません。粉々のスマホも何かの抜け殻です。私達の心はどこへ向かうのでしょうか。
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