AKIHO MATSUDA / 松田 晶峰
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創-装-想
[ Head piece ]Ginkgo, Silver, Herkimer quartzコロナ禍になり一年が経ちました。孤独でいるのが当たり前になり、努力をするのが当たり前になっている今、毎日を生きる全ての人の美しさを目に見える形にしたいと思い、制作いたしました。全ての人に寄り添うことはできないからこそ、人がつけることで完成するジュエリーで、誰かの孤独に寄り添えることを願って。
約39年前に雷に打たれて折れてしまった遊行寺の大銀杏の木の一部を、友人の祖父が集めていた素材の中からお譲り頂き、制作いたしました。
造形していく上で、人の頭を撫でるような感触のある形を意識して成形を進めてゆきました。触れて癒されるような、頑張っている心を褒めてくれるような作品にしたいと思い、全体を包み込むようなフォルムにまとめています。
苦しい状況が続き、色んなことを制限される中、沸々と混沌の翳りが見える日々ではありますが、苦しい日々の中をもがきながらも必死に生きている全ての人を、いつも尊く感じます。
苦しくて前が見えない日々が続きますが、どうかこの子を見つけてくれた人に、優しさを届けてくれる、生きる力を授けてくれる、そんな作品であって欲しいと願いを込めて。
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