YUNYI LU / 盧 韻儀
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Also Sprach Zarathustra
[ Sculpture, Pendant ]K24, Silver, Brass, Black nickel plating, Paperドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの著作『ツァラトゥストラはかく語りき』をコンセプトにしました。それに影響された名作映画『2001年宇宙の旅』の中のモノリスから発想し、ニーチェが人間自身の可能性を極限まで実現し、権力への意志を遂行する超人の道徳を提唱した哲学的叙事詩を具象化しました。
デザイン画ーー「まったく、人間は木と同じようなものだ。高く明るい上の方へ、伸びて行けばいくほど、その根はますます力強く、地のなかへ、下のほうへ、暗黒のなかへ、深みのなかへ、ーー悪のなかへとのびて行く。」
コメ『ツァラトゥストラはかく語りき』（Also sprach Zarathustra）：1885年に発表された、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの後期思想を代表する著作。ゾロアスター教の教祖の名を借りた、ツァラトゥストラという主人公の口を通して、「超人」「ルサンチマン」「永劫回帰」「神は死んだ」など、反道徳的かつ反キリスト教的な思想で、その後の哲学、文学に大きな影響を与えた。
モノリス（monolith）：ひとつの、または孤立した岩。『2001年宇宙の旅』（2001: A Space Odyssey）の中のモノリス：スターゲートを開く。近づいてきた地球人を、スターゲートを通じて宇宙の彼方へ転送し、そこで肉体を脱した精神のみの生命体へと進化させる。形状は四角柱で各辺の比は1：4：9という最初の3つの自然数の二乗となっている。
手作業を貫く。骨身を惜しまず、物書きのように心を込めて物を作り、意味をつけながら、考え、愛し、生きていく。ーー「わたしの性急な愛は激しくたぎち、下方へ、東へ、西へと流れるだろう。わたしの魂は、黙々とそびえる峯と、苦痛を孕んだ雷雲を出て、谷間へと、どよもしおりて行くだろう。」
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