1907年にイギリスではじまった青少年教育活動は、今では世界では169の国と地域、約4000万人、日本全国には団と言われる活動母体が
47都道府県に約2,000あります。
1995年以降、各部門に女子が参加できるようになり、現在、就学3か月前から成人まで約10万5千人が活動しています。
ボーイスカウトは、健やかな子どもを育成する世界的な運動です。この運動は、1907年にイギリスのブラウンシー島で行われた
小さなキャンプからスタートしました。 かねてから少年たちの教育に大きな関心をもち、このキャンプを主宰したイギリス人の
ロバート・ベーデン-パウエル 卿 は 、インドや南アフリカでの体験をもとにさまざまな野外教育を通じて、少年たちが男らしさを身につけ、
将来社会に役立つ人間に成長することを願い20人の子どもたちとともに実験キャンプを行いました。
このキャンプの体験をもとに、翌年『スカウティングフォアボーイズ』という本を著し、少年たちの旺盛な冒険心や好奇心を
キャンプ生活や自然観察、グループでのゲームなどの中で発揮させ、「遊び」をとおして少年たちに、自立心や協調性、リーダーシップを
身につけさせようとしました。これがボーイスカウト運動の始まりです。
ボーイスカウトと聞くとイメージするのはキャンプやハイキング、そして街頭募金などとよく言われます。ボーイスカウト活動は、
野外で、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、それぞれの自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップ
などを育んでいきます。そのプログラムはバラエティに富んでいて、各年代においても様々です。
対象年齢:小学1年生の4月から
ビーバースカウトは、ボーイスカウトで最年少の小学1年生から2年生を対象としています(就学直前の1月から仮入隊できます)。
「みんなと仲良く遊ぶ」「自然に親しむ」「楽しみや喜びを分かちあう」などをねらいとし、様々なことにチャレンジします。
対象年齢:小学校3年生の4月から
カブスカウトは、小学3年生から5年生を対象としています。目標は「自分で考え自分のことは自分でする」「みんなでルールを作って
仲良く遊ぶ」「自然や社会とふれあうこと」などを通じ、自立心や創造力を養います。
対象年齢:小学校6年生の4月から
ボーイスカウトは、小学6年生から中学3年生を対象としています。キャンプやハイキングなどの野外活動の中で、「リーダーシップ」
「協調性」「社会性」などを育みます。また、奉仕活動を積極的に行い、「人のために役に立つことの大切さ」も学びます。
対象年齢:高校生以上
高校生年代になるとベンチャースカウトに、18歳から25歳まではローバースカウトになります。ボーイスカウトの中では、一貫性のある
教育の最終段階となり、より自主性に基づいた活動を行います。そうした活動は、アドベンチャーに富んだ内容や地域社会への奉仕など
様々な分野におよびます。
18歳以上になると、指導者としてボーイスカウト活動に参加することができます。指導者研修の受講など決められた手順を経てリーダーとなり、
プログラムの企画、運営をボランティアで行います。より良き社会人の育成をめざし、全国で約5万人の指導者が、この活動を支えています。
ボーイスカウトは、とても国際性が豊かな青少年団体の1つです。例えば世界中のスカウトたちが集うスカウトジャンボリーという大会が
あります。 2015年には第23回世界スカウトジャンボリーを山口市阿知須・きらら浜で開催。世界155の国と地域から約3万4,000人が
参加しました。また、この大会の前後には全都道府県で7,000人以上をホームステイで受け入れました。
この他、さまざまな国への派遣プログラムの実施や、国内最大級のキャンプ大会である日本スカウトジャンボリーにおいても海外からの
参加隊を多数受け入れ、同じ志をもったスカウトたちがともにキャンプ生活を行う、生きた国際交流を体験できる機会が数多くあります。