我々は、クライオ電子顕微鏡による生物試料の可視化技術を発展させ、医学・生命科学の進展に貢献することを目指しています。そのために、クライオ電子顕微鏡による測定法や解析法の高度化に取り組んでいます。同時に、光学顕微鏡と電子顕微鏡をつなぐ技術の確立を目指しています。それが「クライオ光電子相関顕微鏡」です。この技術によって、科学者が日々、光学顕微鏡を通して観察している生物の世界を、電子顕微鏡で捉えられる分子レベルの世界へとつなぎます。そして、これまで見えなかった生命現象の背後にある新たな物理法則を明らかにしたいと考えています。さらに、企業との共同研究を通じて、若手人材の育成にも取り組みます。こうした活動を、医療・創薬・材料分野をはじめとする実社会の課題解決につなげていきたいと考えています。
藤芳 暁