社会連携講座・クライオ電子顕微鏡法は、日本電子株式会社の出資により、2022年4月に東京大学 大学院医科学研究科に設置されました。2026年4月から2期目がはじまっており、1期目の齊藤 智恵子先生から引き継ぎ、新たな研究・開発を開始しました。
クライオ電顕法が目指すところ
我々は、クライオ電子顕微鏡による生物試料の可視化技術を発展させ、医学・生命科学の進展に貢献することを目指しています。そのために、クライオ電子顕微鏡による測定法や解析法の高度化に取り組んでいます。同時に、光学顕微鏡と電子顕微鏡をつなぐ技術の確立を目指しています。それが「クライオ光電子相関顕微鏡」です。この技術によって、科学者が日々、光学顕微鏡を通して観察している生物の世界を、電子顕微鏡で捉えられる分子レベルの世界へとつなぎます。そして、これまで見えなかった生命現象の背後にある新たな物理法則を明らかにしたいと考えています。
さらに、企業との共同研究を通じて、若手人材の育成にも取り組みます。こうした活動を、医療・創薬・材料分野をはじめとする実社会の課題解決につなげていきたいと考えています。
共同研究
東京農業大学・渡辺智研究室の皆さん(右の二人)と、光合成アンテナタンパク質について共同研究をしている時の写真です。後ろには、日本電子製の電子顕微鏡JEM-1400。モニターには、私たちにとって初めて見えたフィコビリソームが映っています。
私たちは顕微鏡開発を得意としていますが、生命科学については学ぶことだらけです。生命科学を専門とする方々と一緒に研究することで、色々と教えてもらいながら、研究を進めています。
クライオ電子顕微鏡
東大柏キャンパスにあるCryoArm200です.
同じく東大柏にあるCryoArm300です.
東大本郷にあるKrios G3iです。
東大本郷にあるTalosです。