Z-1素子
■村岡如竹
■村岡如竹
■Z-1 素子
CASL87はVer3.00より、Z変換上のZ-1 遅延素子を利用できるようになり、デジタル・フィルターの周波数特性も求めることができるようになった。
上図の素子をCASL87での回路図では電流源と組み合わせて以下のような構成を原則とする。Z-1 遅延素子は先頭文字を「Z」とする素子で、下の例では「Zd」としてある。ここでのZdの値はサンプリング周波数(ここでは、10KHz)である。
Z-1 遅延素子間で生じる電圧をVfとして、これに比例する電流源をIoutとして取り出せば、他の回路と結合できる(下図)。結合したIoutの付加抵抗が1オームなら、Z-1 遅延素子間で生じる電圧Vfと等価である。
CASL87では、Z-1 遅延素子をインピーダンスとして表面上は扱う。また、指数関数と三角関数の変換をオイラーの公式から導き出している。
しかし、CASL87の内部計算では、Z-1 遅延素子をアドミタンス化した操作を行う。
上の図に示すように、Z-1 遅延素子をアドミタンス化した場合の一連の式の展開を下に示そう。