タンパク質、核酸、脂質膜を含む生体分子系のシミュレーション・モデリングを行っている多様な研究者が専門的な討論や交流を行える場をつくりたいと考え、日本生物物理学会のサブグループ「生体分子シミュレーション・モデリング」を立ち上げて研究会を行っています。今回の5回目は第62回生物物理学会年会(9月24-26日)前日の9月23日(火)に、年会会場でもある奈良県コンベンションセンターで開催します。研究者だけでなく学生さんも含めてご発表・ご参加をお待ちしております。(特に年会でポスター発表をされる方は、口頭発表の機会に是非いかがでしょうか。また、年会では時間の都合でできないような、詳細な計算・解析手法を紹介する場としても期待しております。)
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2025年9月23日(火) 13:55-18:05
奈良県コンベンションセンター(201号室E会場)
こちらのフォームから登録できます。発表申し込みは締め切りましたが、参加申し込みは引き続き9月16日まで受け付けます。
発表(20分程度の口頭発表を予定)の希望登録の締め切りは8/23(土)とします。
発表希望者多数の場合には、選考のうえ時間の調整をさせていただきますので、ご了承下さい。また、参加者の定員は80名を想定しており、早めに登録を締め切る場合がございます。
場所は未定ですが懇親会を予定しています。(希望者はお申し込みください。)
今回の研究会では「学生優秀発表賞」を新設しました。学部生・大学院生を対象に、発表の独創性やプレゼンテーション力を審査します。応募は発表登録フォームで「学生優秀発表賞に応募」にチェックを入れるだけで完了です。挑戦と成長の場に、ぜひエントリーしてください。
9月23日(火)
13:55 – 14:00 開会挨拶・趣旨説明 山下 雄史(星薬科大学)
14:00 – 14:30 招待講演1 荒木 望嗣(京都大学大学院医学研究科)
「分子シミュレーションに基づく次世代創薬計算技術の開発とゲノム医療への応用」
14:30 – 14:50 演題1 肥喜里 志門(立命館大学生命科学部)
「End-Point結合自由エネルギー計算法によるMDM2-MIP高結合親和性の解明」
14:50 – 14:55 休憩(short break)
14:55 – 15:25 招待講演2 渕上 壮太郎(静岡県立大学薬学部)
「ミオシンVの分子モデル構築と歩行運動の粗視化シミュレーション」
15:25 – 15:45 演題2 久保 進太郎(理化学研究所)
「F1-ATPaseの角度依存キネティクスモデルの構築と検証」
15:45 – 16:00 休憩(short break) 写真撮影
16:00 – 16:20 演題3 山田 哲平(岡山大学環境生命自然科学研究科)
「細胞膜の非対称性と不均一性」
16:20 – 16:40 演題4 宗像 里佳(星薬科大学薬品物理化学研究室)
「VHH D2-L29の変異による親和性増強に寄与する抗原–抗体相互作用の非局所的変化:
MDシミュレーションとMM-PBSA熱力学解析」
16:40 – 16:45 休憩(short break)
16:45 – 17:05 演題5 神山 幸成(早稲田大学先進理工学部)
「動的水チャネルを介したべん毛モーターの回転運動の全原子分子動力学解析」
17:05 – 17:25 演題6 関 健仁(総合研究大学院大学)
「Na+輸送性NADH-キノン酸化還元酵素Na+-NQRの構造ダイナミクス研究」
17:25 – 17:45 演題7 手代木 陽介(東京大学)
「タンパク質の形状を考慮した剛体多体系のシミュレーションソフトウェアCGRigの開発」
17:45 – 18:00 自由討論(free discussion)
18:00 – 18:05 閉会挨拶 森 俊文(九州大学)
終了後、懇親会
山下 雄史 (代表、星薬科大学) yamashita.takefumi [at] hoshi.ac.jp
森 俊文 (副代表、九州大学) toshi_mori [at] cm.kyushu-u.ac.jp