2026年に開催される第19回日本スカウトジャンボリー(19NSJ)への参加を検討されている日本ボーイスカウト京都連盟のスカウト、保護者、そして指導者の皆様へ向けた「よくある質問(FAQ)」です。大会参加に向けた準備や意思決定の一助となるよう、正確で分かりやすい情報を提供することを目的としています。
1. 大会概要について
大会への参加を計画する上で、その目的、テーマ、開催地といった基本的な情報を理解することはすべての土台となります。このセクションでは、19NSJの根幹をなす要素について解説します。
Q. 19NSJとはどのような大会ですか?
A. 日本スカウトジャンボリーは、4年ごとに開催される日本スカウト運動における最大の教育的イベントです。全国および海外から集うスカウトたちが、質の高い野外活動や交流プログラムを通じて、スカウトの「ちかい」と「おきて」の実践を深めることを目的としています。多様な仲間との友情を育み、新たな発見や感動を体験することを通じて、スカウト一人ひとりの自己成長を促す貴重な機会です。
Q. 今大会のテーマ、期間、場所を教えてください。
A. 第19回日本スカウトジャンボリーの概要は以下の通りです。
• テーマ: 「挑戦 ~神石から未来への一歩~」
• 会期: 2026年(令和8年)8月4日(火)~10日(月) の6泊7日
• 会場: 広島県神石郡神石高原(じんせきこうげん)
これらの基本情報を基に、参加に向けた具体的な準備を進めていきましょう。
2. 参加資格と編成について
ここでは、京都連盟派遣団に参加できる対象者や条件、そして派遣隊がどのように編成されるのかという重要な点について明確にします。参加を希望するスカウトや指導者にとって、応募の前提となる情報です。
Q. 誰が参加できますか?
A. 主な参加対象は、ボーイスカウト(BS)およびベンチャースカウト(VS)です。彼らは成人指導者と共に「派遣隊」を編成して参加します。また、ローバースカウトやその他の成人会員は、大会運営スタッフとして大会を支える役割で参加することが可能です。
Q. 参加するための条件はありますか?
A. 参加を希望するスカウトには、以下の条件が設けられています。
• ボーイスカウト (BS): 派遣隊の結隊式時点で、2級スカウト以上であること。
• ベンチャースカウト (VS): 大会参加時点で、ベンチャーバッジを取得していること。
• 共通: 事前に計画される隊集会へ参加することを基本とします。
Q. 京都連盟の派遣隊はどのように編成されますか?
A. 京都連盟には4個隊の派遣が割り当てられています。編成の詳細は以下の通りです。
• 派遣隊数: 4個隊
• 隊の構成: 指導者4名、ボーイスカウト28名、ベンチャースカウト8名の計40名を基本構成とします。
• グループ編成: 府内を2つのグループに分け、それぞれのグループ内で2個隊ずつを編成します。
◦ 第1グループ (2個隊): 洛桜、北星、白樺の3地区で編成
◦ 第2グループ (2個隊): 桂川、洛星、平安の3地区で編成
スカウトの皆さんは、所属地区の垣根を越えてこれらのグループ内で新しい仲間と班を組み、共に大会本番までの準備と訓練に臨みます。
Q. 申込者多数の場合はどうなりますか?
A. 各地区で申込者数が割り当てを超過した場合は、公平性を期すための選考が実施されます。そのため、参加を強く希望するスカウトは、参加条件である『2級スカウト以上の取得(BS)』や『ベンチャーバッジの取得(VS)』に向けて、日々の隊活動に一層励んでください。
参加資格や編成を理解した上で、次のステップとして費用について確認していきましょう。
3. 参加費用と補助制度について
参加を決定する上で、経済的な側面を理解することは非常に重要です。このセクションでは、想定される参加費用とその内訳、そして京都連盟が検討している支援制度について説明します。
Q. 参加費用はいくらですか?
A. 参加費用は、日本連盟が定める参加費と、京都連盟独自の費用で構成されます。
• 日本連盟参加費: 60,000円
• 京都連盟参加費: 30,000円(見込み)上記に加え、会場までの往復交通費(貸切バス代)やその他の派遣団運営経費が別途必要となります。
全体の費用は総額90,000円程度を見込んでいますが、これはあくまで現時点での概算です。最終的な金額は、バス代などが確定次第、改めて決定されます。
Q. 参加費には何が含まれますか? A. 日本連盟が定める参加費(60,000円)には、主に以下の経費が含まれています。
• 食料費(8月4日夕食~10日朝食までの17食分)
• 炊事用燃料費(薪など)
• プログラム参加費
• 会場設備費および運営費
• 会期中の傷害・賠償責任保険料
• 参加章などの配付物
Q. 京都連盟からの指導者や大会運営スタッフへの参加費補助はありますか?
A. はい、現在、京都連盟理事会にて参加者(指導者・大会運営スタッフ)への費用補助が検討されています。特に、指導者や大会スタッフの人材確保を促進するため、検討中です。詳細は決まり次第、公表予定です。
4. 申込とスケジュールについて
円滑な準備のためには、各種手続きの期限を遵守することが不可欠です。ここでは、参加申込の主要な日程と、派遣団として予定されている重要な活動スケジュールをお知らせします。
Q. 申込のスケジュールを教えてください。
A. 申込は「予定申込」と「確定申込」の2段階で行われます。各締切は以下の通りです。
• 参加予定申込
◦ 京都連盟 締切: 2025年10月末
◦ 日本連盟 締切: 2025年11月末(この時点で予納金10,000円の納付が必要です)
• 参加確定申込
◦ 京都連盟 締切: 2026年4月10日
◦ 日本連盟 締切: 2026年4月20日(この時点で残額80,000円の納付が必要です)
Q. 派遣団の主要な活動スケジュールは何ですか?
A. 大会本番に向け、京都連盟派遣団として以下の活動を計画しています。
• 派遣隊指導者会議: 2025年11月後半~12月上旬を目安に開催
• 結隊式・班集会 (4隊合同): 2026年4月19日(日) 午後、京都テルサにて開催予定
• 訓練キャンプ: 2026年6月13日(土)~14日(日)ごろに開催予定
• 壮行会: 日程や形式は、今後実行委員会で検討します
これらの活動は、派遣団としての一体感を高め、大会での成功に繋がる重要なステップです。
5. 指導者・スタッフと運営体制について
派遣団の成功は、スカウトたちの活動を支える強力な指導体制と運営組織があってこそ成り立ちます。このセクションでは、成人指導者の奉仕の機会と、京都連盟派遣団の運営を担う組織についてご紹介します。
Q. 指導者や大会スタッフとして参加は可能ですか?
A. はい、可能です。派遣隊の指導者や大会運営スタッフとしての参加を積極的に募集しています。
Q. 京都連盟の派遣は誰が運営していますか?
A. 京都連盟の派遣事業は、連盟理事会の委任を受けた**「第19回日本スカウトジャンボリー(19NSJ)実行委員会」**が責任を持って運営しています。この委員会は、西田委員長を中心に、派遣に必要なすべての準備と業務を計画・実行し、スカウト運動の発展に寄与することを目的としています。
6. 大会での生活とその他について
ここでは、参加にあたっての具体的な移動手段や、保護者の皆様からよく寄せられる質問など、大会での生活に関連する実用的な情報にお答えします。
Q. 会場への移動手段はどうなりますか?
A. 京都連盟から会場までの往復は、貸切バスを利用する計画です。派遣隊用に4台、大会スタッフ用に1台のバスを予定しています。
Q. 保護者や関係者の見学は可能ですか?
A. 日本連盟からの正式な発表はまだですが、過去の大会事例から、見学自体は可能となる見込みです。ただし、以下のような制約が設けられる可能性があります。
• スカウトが生活するキャンプサイトへの立ち入りは不可
• 自家用車の乗り入れや駐車場の利用に制限がある
• 会場までは有料のシャトルバスを利用する形式になる
詳細が分かり次第、改めてご案内いたします。
Q. 海外のスカウトも参加しますか?
A. はい、参加します。日本連盟では海外派遣隊のために全体で400名の参加枠を設けています。具体例として、イタリア連盟からスカウト10名、指導者3名、IST(国際サービスチーム)1名の計14名が参加を希望しているとの情報が入っています。国際交流の素晴らしい機会となるでしょう。
7. 情報入手先について
準備期間中、常に最新の情報を入手することは非常に重要です。この最後のセクションでは、今後の公式情報がどこで発信されるかについてご案内します。
Q. 最新情報はどこで確認できますか?
A. 現在、実行委員会のICT部会が中心となり、19NSJ派遣団の特設ウェブサイトを開設しています。また、日本連盟の公式ページなどを参照してください。