生体内では、タンパク質や脂質、核酸といった様々な生体分子の、「かたちと動き」が時々刻々と変化しています。また、それらの分子同士が相互作用しながら動的に離合集散することで、個々の分子単独だけではなく、分子集合体としての複雑な機能を成し遂げています。つまり、生体分子のかたちと動きがわかれば、生体分子の働く仕組みの理解が大幅に進む、ということです。本分野では、様々な生体分子の機能メカニズムの解明のために、生体分子の構造動態を最先端の実験や計算手法により解析します。具体的には、高速原子間力顕微鏡を用いた生体分子のナノスケールの構造とサブ秒レベルでの動態の観察に加え、分子動力学計算を主とする計算機シミュレーションによってマルチな時空間スケールの構造動態予測を行い、様々な生体分子の動作機構を分子科学的に明らかにします。
当研究室では、イオンチャネルなどの膜輸送タンパク質やDNAとその関連タンパク質、水溶性の酵素など多様な生体分子を研究対象としています。研究室見学などをご希望の方は、下記より [sumino.ayumi.2v*kyoto-u.ac.jp (*を@に置き換えてください)] までお問い合わせください。
生命科学研究科付属の生命情報解析教育センター(CeLiSIS)の企画により、イラストレーターの相原りこさん(https://www.aiharanico.com/ )に当分野のイメージイラストを描いていただきました!当分野の特徴をこんなに素敵なイラストにしていただきとても嬉しいです。ありがとうございます!
【ちょっと解説】
・ナノ ⇒ 小さい子ども
・生体分子 ⇒ DNAの二重らせんや、イオンチャネルの形が、花のモチーフなどの背景になっています
・動態 ⇒ 子どもたちの躍動感!静止画なのに動いてるように感じますね。さすがです!
・分子間相互作用 ⇒ こども達が手をつないでいます
・実験と理論 ⇒ 顕微鏡とノート
ミュシャ風に表現するのは、センター長の東樹さんのアイデアです