茨城県にある大強度加速器施設J-PARCのハドロン実験施設高運動量二次ビームライン(π20ビームライン)で始まる実験です。物質が素粒子であるクォーク・グルーオンからどのように形作られるのか、様々な実験を通して解明を目指します。そのためのMARQスペクトロメーターの開発を行っています。半導体光センサーなどの先端量子技術を用いた検出器開発や、大量のデータをオンライン処理するストリーミングデータ読み出し技術の開発などを進めています。大阪大学核物理研究センターや高エネルギー加速器研究機構、台湾やドイツの海外研究機関との国際共同研究プロジェクトです。
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これまで加速器実験用に開発してきた測定器を、分野を横断して利用・開発します。
高抵抗板検出器(MRPC)は、50 ps程度の高い時間分解能で粒子の到来時間を測定できる検出器です。この高抵抗板検出器に位置測定の機能を持たせることで、粒子のエネルギー(速度)に感度を持ったミューオンイメージング検出器の製作を目指します。火山や土壌といった対象物体の厚みに応じて対象とするエネルギーを選べる宇宙線ミューオンのイメージング検出器を開発します。
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素粒子・原子核実験では、実験グループの枠を超えて測定器や読み出し技術の開発を行っています。以下のような開発グループに参画しています。
DRD1 : CERNを中心としたガス放射線検出器の国際共同開発グループ
KEK 測定器開発プラットフォーム : 日本国内の検出器開発のための交流プラットフォーム
FJPPN : 素粒子分野の日本とフランスの共同実験のためネットワーク
SPADI Alliance : 様々な実験に汎用の高速高効率データ収集系の共同開発のための組織