2023年度重力研究集会

概要

重力観測は地震・火山活動など固体地球変動に伴う地下質量の時空間変動を把握するのに最も有効な手法の1つです。本研究集会は、東大地震研特定共同研究「重力観測の高度化に基づく固体地球ダイナミクス研究の新展開」(2022-B-04) の2023年度における研究の進捗や、広く重力や測地学に関する研究について報告・議論しあう場です。今回は研究発表だけでなく、ご希望の方には絶対重力計FG5の観測実習の場を提供いたします。それでは、多くの皆さまのご参加、および活発なご議論をよろしくお願いいたします。

期日：　2024年3月18日 (月) ～ 19日 (火)

場所：　東京大学地震研究所　2号館2階　第2会議室

詳細：　https://sites.google.com/kyoto-u.ac.jp/erib-grav-fy2023/

参加申込 (発表・実習参加・旅費支給を希望の方)：　https://forms.gle/RL8hKz6ynvoWpxTN9　→　申込終了

参加申込 (聴講のみの方)：　https://forms.gle/Mc9SBd2K1RnSir7c9

連絡先：　京都大学理学研究科・風間卓仁（takujin@kugi.kyoto-u.ac.jp）

おおまかな予定

• 2024年2月2日 (金)：　口頭発表される方・観測実習に参加される方・旅費支給を希望される方の申込期限　→　申込終了

• 2024年3月15日 (金)：　発表なしで聴講のみされる方の申込期限

• 2024年3月18日 (月) ～ 3月19日 (火) ：　口頭発表セッション・絶対重力計の観測実習

スケジュール（案）

3月18日 (月) 午前：　FG5講習会（その1）

• 予定時間：　9:00～12:30

• 受講者：　山本圭吾・岡田和見

• 他の皆さまも見学できます

3月18日 (月) 午後：　口頭発表（その1）

• 14:00　概要説明

• 14:05　[01]　若林環ほか「相対重力計のSF検定および阿蘇の重力変化」

• 14:30　[02]　田中優作「衛星観測で見た地震に伴う重力変化のスケーリング」

• 14:55　[03]　西上直志ほか「東北地方太平洋沖地震の余効変動に伴う地上重力変化のモデル計算：予備的解析」

• 15:20　[04]　小濱瑞希ほか「Lagrange形式に基づく重力変化の数値計算：球状圧力源変動を例に」

• （15:45～16:00　休憩）

• 16:00　[05]　風間卓仁ほか「重力および土壌水分の連続観測データを用いた土壌パラメーターの推定：国立天文台水沢を例に」

• 16:25　[06]　堀田耕平「立山火山における測地学的観測」

• 16:50　[07]　名和一成「重力観測データのオンライン共有に向けた取り組み」

• 17:15　今後の観測に関する議論

3月19日 (火) 午前：　口頭発表（その2）

• 9:00　[08]　堀川卓哉ほか「富士山重力観測から見える相対重力計のスケールファクタ変化（2021～2023）」

• 9:25　[09]　本多亮ほか「富士山重力観測網の活用について」

• 9:50　[10]　市川隆一ほか「光原子時計不確かさ評価のための相対重力計gPhoneXの精度検定結果」

• （10:15～10:25　休憩）

• 10:25　[11]　西山竜一ほか「霧島火山での絶対・相対重力測定について」

• 10:50　[12]　風間卓仁ほか「桜島火山における相対重力時空間変化」

• 11:15　[13]　今西祐一ほか「松代における絶対重力測定との比較による超伝導重力計CT #036およびiGrav #028の感度検定」

• 11:40　総合討論

3月19日 (火) 午後：　FG5講習会（その2）

• 予定時間：　13:30～17:00

• 受講者：　若林環・吉川慎

• 他の皆さまも見学できます

更新履歴

2024/01/03　このページを作成しました。
2024/01/09　参加申込の受付を開始しました。
2024/02/08　研究集会のスケジュール案を掲載しました。