学校の概要

　本校の学区は、黒石市東南部のほぼ中央に位置する。遠くは南八甲田の横岳、近くは、田代山、高清水山、 富岡山等に囲まれ、浅瀬石川・中野川流域に発達している。

　平成19年４月１日に大川原小学校、平成20年４月１日に厚目内小学校が統合し、学区は広範囲になっている。風光明媚の上、温湯・板留・落合等には豊富な温泉が湧出し、西十和田温泉郷の中心となっている。また、南中野には、津軽三不動の一つの中野神社があって、秋の紅葉の美しさで知られている。

　学区の中心地である温湯・築館は、国立公園十和田湖に通じる玄関口であり、ほるぷ図書館・公民館・消防署、医院、農協等のほかに、金融機関や一般商店などが集結しており、小さな市街地を形成している。一方、102号バイパスの開通や津軽伝承工芸館の設立・開業などにより、児童の生活にも変化が生じつつある。

　学校は、旧国道102号線の沿線にあり、近くには、幼稚園・養護学校などが散在している。児童の通学距離は、スクールタクシーの大川原、厚目内を除いて遠い所で３キロメートル内外である。花巻方面の児童は、バイパス開通により車両の往来が減少した旧102号線を通学している。中野・板留方面の児童は、歩道はあるものの途中何カ所かの信号とトンネルのあるバイパスを通って登下校している。

　保護者の凡そ１割弱ほどが農業従事者（米・りんご作り）であるが、年々、会社や官公庁勤務者も多くなり、兼業農家が増加している。もともと地域活動が盛んな地区であり、いろいろな行事や安全対策で学校と地域の連携協力が緊密である。