京都大学医学部附属病院 高気圧酸素治療センターの陣上直人でございます。

このたび日本高気圧潜水医学会 第8回近畿地方会学術集会の大会長を拝命しました。

2024年11月9日(土)に京都大学大学院薬学研究科・薬学部 藤多記念ホールにおいて、学術集会を開催する運びとなりました。京都大学での日本高気圧潜水医学会の近畿地方会の開催は初めての試みとなり、スタートを飾る重要なイベントとなります。

当院では、1967年に高圧酸素治療室が設置され半世紀以上の歴史がございます。2020年より初期診療・救急科が管轄しており、緊急症例にもより柔軟に対応しております。一酸化炭素中毒、減圧症、空気塞栓症等の緊急症例の治療依頼やご相談を隣接都道府県の医療機関より多数頂いております。

また、2022年には、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科、整形外科と合同で高気圧酸素治療センターを立ち上げました。スポーツ外傷に対する高気圧酸素治療（アスリートヒーリングプラン）など、新規症例・新規治療の開拓を目指して邁進しております。

学術集会のテーマを『そうだ京都、高気圧学術集会へ行こう。』としておりますので、近畿のみならず隣接地方からも足を運びいただき、ぜひとも高気圧酸素治療センターの見学会および学術集会にご参加いただけましたら幸甚です。